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私が視た'21年4月アニメ新番組一覧

相変わらず地上波放送のTVアニメは年4回の改編(1月・4月・7月・10月)とせわしいものです。
そのため、1クールどころかそれにも満たない作品が多々あります。
怒涛のごとく始まりあっという間に終ってしまいますから、多くのアニメが瞬く間に忘却の彼方です。
そこで、備忘のために今期スタートのTVアニメの第1話で私が視たものを列挙します。
さらに、ただ挙げるだけではつまらないと思い、私の“独断と偏見”に満ちた★五つを満点とした採点と寸評を添えました。なお、評価は飽くまでも第1話のみを視たうえでのものです。

受信できるチャンネルは地上波放送のみです。
ネット配信の視聴は一切行っていません。
列挙の順番は私の視聴順となっています。

ゴジラ S.P<シンギュラポイント> →★★★☆☆
先が読めない展開でなかなか面白く今後に期待。ただ、シリーズ構成・脚本の円城塔なるライターがどのような人物か知らないが、序盤で“長ゼリフ”が少々多くこれが冗長な感がして気になった。やはりアニメは画でみせてほしい。

SSSS.DYNAZENON →★★☆☆☆
キャラを立たせるために青春群像劇のカラーを出そうとしているのだと思われた。もっと展開(設定)がシンプルでも良かったと思う。それゆえ、今ひとつこの作品に魅力を感じなかった。昔の特撮モノのように怪獣が現れてそれを倒すという展開ではダメなのだろうか? 折笠富美子のお婆ちゃん役での出演がショックだった。 

灼熱カバディ →★★★☆☆
原作を全く知らないため、スポーツものに仮託した美男子ばかり登場する、いわゆる“腐女子向け”作品かと思いきや、正統派と言える作りで好感が持て面白かった。カバディという競技自体にも興味があるので視続けられることを願う。カバディ版「スラムダンク」になるれるか期待したい。

ましろのおと →★★★☆☆
津軽三味線という題材に惹かれて楽しみにしていたが面白かった。今後が楽しみ。ただ、原作通りなのだろうが、行き倒れた雪が独り暮らしのユナの部屋へ担ぎ込まれ、ユナの服に着替えさせられてベッドの上で目覚めるという展開が、あまりにも唐突で失笑した。

ドラゴン、家を買う。 →★★☆☆☆
苦手な“異世界モノ”だが、すんなり作品世界に入って行けなかなか面白かった。脚本は良いが演出にもう少しテンポというか、ハジけた感が欲しい。ただ、終盤に登場した勇者一行が殺されてしまうのが残酷で非常に嫌だった。これは必要の無い展開だ。原作もこのようにえげつないのだろうか? ★が二つなのはこの一点のため。

さよなら私のクラマー →★★★☆☆
面白かったし、これからも面白くなりそう。しかし、色々なキャラのエピソードが絡み合っていて、主人公が誰なのか今ひとつ分からず、これが消化不良な感を覚えさせた。原作通りなのだろうが、第1話なのでもっと展開を整理してほしかった。

やくならマグカップも →★★★☆☆
アニメ本編は前半(Aパート)のみで、後半(Bパート)はその出演声優4名の顔出し番組はという構成に驚いた。アニメ自体は破綻が無い作りで、何よりも“陶芸”という興味深い題材で悪くない。30分間全てアニメではないのは残念な気がする。日本アニメーションが原作・制作というのも驚き。プロップデザインが滝れーきとなっているが、成年コミック作家の滝れーきと同一人物だろうか?

オッドタクシー →★★★☆☆
面白かった。風刺をきかせた日常動物モノかと思いきや、事件が絡むなど凝った構成で今後が楽しみ。お笑い芸人を含めた独特なキャスティングだが、主人公の小戸川が花江夏樹なのには驚いた。こういうキャラも演じるとは。

空手バカ一代 →★★★☆☆
1973年から1974年にかけて放映された作品の再放送だが、実はこれまでほとんど視たことがなく、今回が事実上の初見なので入れた。監督に出崎統が名を連ねているのに驚いた。記録映画風に実写を挿入するなど重厚感ある作りに唸らせられる。もうこういうアニメを作ることはできないだろう。

擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD →★★☆☆☆
作品世界の設定がどうも滑稽に思えてなじめず惹かれるものが無い。雰囲気を出すための演出だろうが、それが冗長に感じてならなかった。瑣末な事だが、徳川慶喜が依然政権を握っているのならば、元号はそのまま“慶応”とした方が雰囲気が出たのではなかろうか。主題歌がRAISE A SUILENというのは魅力。

MARS RED →★★★☆☆
演出チーフとして貞光紳也の名があることからか破綻の無い作りだった。大正もしくは昭和初期の時代設定で、異種のもとの戦いを描いた作品は多いが、本作はその中でどのような独自性を出せるのか注目したいところ。

スーパーカブ →★★★★☆
面白かった。緻密な展開ながらも、免許の取得シーンを省くなどの大胆な省略を入れることで、視ていて飽きること無く全編において楽しめた。今後に期待したい。

ゾンビランドサガ リベンジ →★★★★☆
面白かった! 相変わらず先の読めない展開に惹かれ、これからが楽しみ。待望久しかった作品。

86―エイティシックス― →★☆☆☆☆
惹かれるものが全く無く、Aパートを視るのが精一杯だった。

シャドーハウス →★★★☆☆
原作を全く知らないため、いったいどういう展開になるのか分からず、海の物とも山の物ともつかないといったところ。気になる作品ではあるので、しばらく様子を見たい。

セスタス -The Roman Fighter- →★★★☆☆
破綻の無い堅実な作りで良かった。今後の展開を注視したい。

以上、16作品でした。