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定時退勤できるようになって思うこと

教員は忙しく定時で帰ることなんてなかなかできません。
私も4年前は21時に帰宅していました。
しかし、子どもが生まれて妻も職場復帰したことやコロナの影響もあり、「こんなに労働時間が長くて効率がいいものか?」「家族のためになるのか?」と考えるようになりました。
今年度は定時で帰る日の方が多いです。
自分が定時で帰るためにしていることを紹介します。
退勤時間を早くして、家族やプライベートの時間をとりたいと思う人の参考になればうれしいです。

1.長時間働いてもさほど仕事は進まない

21時まで勤務していた4年前と定時で帰る現在を比べると、現在の方が仕事量は多いです。時間にして4時間ほど差がありますが、2時間は部活です。さらに1時間は部活の計画や練習メニューを考えていたので、3時間は部活ですね。部活は長時間になりやすいし、限りなくできることは多いのではまってしまうと長時間勤務になってしまいますね。
では残りの1時間も大して効率がいい仕事っぷりとはいえなかったです。エナジードリンクを飲み、休憩を多く挟みながら授業準備や資料準備していました。今では1時間かけずにできる自信があります。

2.定時で帰るためにやったこと

①部活動を断る

私の地区では年度当初に「どの部活動を希望するか」という調査用紙が配布されます。今年度は初めて「部活動の担当を希望しない」と書いて出しました。希望は通りませんでしたが、副顧問で「定時以降はいかない」ということも管理職、正顧問とも確認できました。
これにより定時以降に部活はいっていません、土日の練習試合も行きません。
ちょっと寂しい気もありますが、ここで戻っては今までの二の舞。
子どものお迎えや自分の勉強時間に費やしています。

②やりたいものを引き寄せる

今まで学年や学校の色々な係を担当してきました。
自分があまり興味がない仕事も自分がとてもやりたい仕事もありました。
その中でも自分はICTの整備や活用をやりたいとここ数年で思うようになりました。
年度当初の管理職との面談ではそのことを伝え、欠席連絡システムや採点システムについても提案してきました。
自分のやってみたい、興味がある、好きなことを自分の仕事に引き寄せることは大事だと今は思います。
自分が何をやりたいか把握し、周りにアピールしていくとその仕事を回してもらえるようになります。そうすると自分のやりたい、得意なことが回ってくると仕事もはかどるし、評価もされていいことづくめだなと最近思います。

③先取りする・3分で作る

学校には色々な書類作成があります。
時間がかかるもの、時期が来ないと作れないもの、形式上ださなくてはならないものなど様々です。
私は「3分で作れる」と感じたものはその場ですぐに作ります。
簡単に作れそうだから後回しということはしない方がいい。
成績や所見は先取りで作ります。
成績は発言や授業の様子を毎時間メモしておく(スプレッドシート)
所見は小学校や前の学年のものを参考に、やる日を決めて数人ずつ書いておく。
先にやってもあとにやっても同じくらい時間がかかると思うかもしれません。私はそう思っていました。しかし、時間はあとになって空いているわけではないのです。1週間の計画を立てる中で「ここ、時間とれそうだから所見を書いておこう」ということができると時間が詰まっているときに無理をしなくてよくなります。

3.定時で帰るようになって

定時で帰るようになったら子供のお迎え、夕食の準備、そして子供の宿題を見ることができるようなりました。自分の読書や趣味も短時間ではありますがとることができます。
「これで職場には貢献できているか」
「部活動に貢献できていないな」
と自分が忙しくしていないことに不安を覚えることもあります。
しかし、忙しいことがいいことではないと自分に言い聞かせて今年度一年間を過ごしてみたいと思います。

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