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札幌は日本で一番クリスマスイベントが似合うけど、その理由は神様が隠れてるからだ

札幌は冬のクリスマスイベントが魅力だ。

もっと強調されていいと思う。

2月のさっぽろ雪まつりが有名だが、11月から12月の札幌のクリスマスイベントもすごい。

例えば、11月下旬から開催されているホワイトイルミネーション。

札幌駅、大通公園、すすきまでの札幌のメインスポットでイルミネーションが輝いているのだが、まるでドラマのように幻想的だ。

札幌にいる人は、ドラマの主人公になったかのように、札幌の街を歩くことができる。

大通公園で開催されているミュンヘン・クリスマス市もそうである。


ドイツのミュンヘン市と姉妹都市なので開かれているイベントだが、公園でクリスマスグッズが販売されて、冬のヨーロッパに来たのかと思うほどだ。

これは本当にオススメしたい。冬の札幌のクリスマスイベントはすごい。まるでドラマの中にいるような光景を自分たちで味わえる。

それを長年かけてきて作り上げた札幌の人たちの努力はすごいと思う。

ぼくは神奈川県横浜市出身だが、東京でクリスマスイルミネーション見ても、ここまで感動はしない。

東京にいると、「東京でクリスマスイベントをやっているな」という目で見てしまう。

なぜだろう?

東京のクリスマスイベントを他人事で眺めてしまう自分がいた。けど、わかった。

東京のクリスマスイベントを他人事で見てしまうのは、すぐそばに神社やお寺があるせいだ。

ぼくは以前仕事で東京タワーに入っている会社との取引先があり、その一環でイルミネーションイベントの取材をしたことがある。

確かに東京タワーのイルミネーションは綺麗だった。

でも、いくら東京の東京タワーで美しいクリスマスイルミネーションを見ても、帰り道で地蔵を見たり、増上寺という寺を通り過ぎて、JR浜松町駅から帰ってきた。

東京タワーと地蔵と増上寺

神社とお寺を見かけるから、クリスマスイベントに溶け込めず、「あ、自分はいま日本にいるんだな」とふと我に返るのではないだろうか?

もし、東京の街中でクリスマスイベントの時期にドラマを撮影したら、カメラは美しい景色だけ切り抜く。すぐそばにある神社やお寺を入れようとしない。

言うなれば、本州のクリスマスイベントは映画館ですごい映像を自分が見せられている感覚だ。

でも、札幌の街中には、神社やお寺などのクリスマスイベントを邪魔するものがないのだ。

札幌にも神社やお寺はあるのだが、市街地から離れていたり、神社やお寺っぽい見た目をしてないことも多い。

札幌のクリスマスイベントは自分が主役のVR(バーチャルリアリティ)の世界なのである。

札幌という街は、神社やお寺という日本の土着の神様たちの住処が隠れ、異国の文化であるクリスマスがくっきりと浮かび上がる。

札幌駅
札幌の赤れんがテラス
大通公園

札幌駅から大通公園を通り、すすきのまでのイルミネーションは、自分たちが映画の主人公になったような気分に浸らせてくれる。だから、冬の札幌は素晴らしい。

国内旅行や海外旅行をするなら、ぼくは訪れる都市に歴史が深いほうが楽しいと長年いろんなところに行ってて感じる。

歴史が深いほうが観光地も多く、美味しい名物グルメなどが多いからだ。

でも、札幌のクリスマスイベントに関しては、街の歴史の浅さ(140年くらい)がプラスに作用しているように思える。

異国の文化を受け入れて馴染ませてる力が、札幌にはあるのではないだろうか?

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