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自主練はムリだとわかったので、プロの力を借りることにした。

あ、たぶんむりだな。

このままでは、いつまでたっても先に進まなさそう。

大げさだけれど、ふと思うことがあった。何のことかというと、着付けの話である。

以前、こんなnoteを書いていた。

この時書いた気持ちは今でも変わっていない。「ひとりで着られる着物」みたいなテキスト本を購入したし、練習用の名古屋帯も1000円未満で手に入れた。

しかし、この半年のあいだに、実際に一度も練習することはなかった。

ちくちくとクローゼットの掃除をすすめていると、練習用の帯が目に留まる。着物を着たい気持ちはある。でも結局動けないまま、今年は終わっちゃうなあ。単純にそう思ったのは、12月のはじめごろだ。

しかし、「え? 今年も終わるって、まだ一か月あるやん?」と、自分の中のつっこみ担当みたいなひとが話しかけてきた。

なになに? 結局のところ「やるやる詐欺」ってことなん? うっわー、めんどくさ。練習用とはいえ、帯やら腰ひもやら買ったし、DVDつきの「ひとりで着付けマスター」本も買うたのに。せやな。やらへんなら今年中に一回処分し? 結局やらへんやん。持ってても。なあ? そらたしかに帯も本もたいして場所とってへんよ? せやけどいらんやん。家においててもしゃーないやん。さあさあ、そうと決まれば断捨離断捨離。メルカリに出品するために写真とろか?

自分の中のつっこみ担当は、わたしの姉がモデルになっている。姉モデルの突っ込み担当は、とにかく畳みかけるようにして、厳しい意見を矢継ぎ早に投げかけた。

……いや、ちょっと待って。やらへんなんて言うてへんやろ? やるよ、やるやる。練習するって。

わたしは反論したけれど、「できるかなあ?」と不安だった。着物を着たい、着付けの練習をしたいというのはこの半年に思いついたことじゃない。もう、十年近くは考えているのに、動けていない。

あ、これはも一人ではできひんやつやな。

いまさらながら、そう思った。自分でどうにかして着付けをマスターしようと思うのが、おそらく間違いだった。もう、着付けを習いに行こう。そうしよう。おそらくそれが、手っ取り早い。

そうして、体験コースに申し込んだ。問い合わせたところ、わたしが学ぼうと思っている着付けスクールは、まず体験コースを受けてから本コースの申し込みとなるらしい。

ネットでぽちっと体験コースの申し込みをした。体験しなくても、もう本コースでいいのだけど、そこはルールに従おう。2019年内には、体験コースをすませ、2020年からは晴れて本コースで着付けの練習がはじまる。名古屋帯でお太鼓結びさえできれば、とりあえずは十分だ。

今年ももう終わるなあ……と思うけれど、この程度なら、まだまだやり残したことはできるんやん、と、突っ込み担当は笑ってくれた。

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