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巻き込まれた予定でも、たのしめる余裕がほしい。

11月の上旬はなんだか予定がぱらぱらと入ってるなあ……。
そんなふうに感じていたが、10月月の終わりも何やら忙しくなってきた。

といっても、わたしの「忙しい」は平日に一度、仕事が終わってから、または少し早めに上がらせてもらって予定があり、土日のどちらかに予定が入っている。病院に行ってお薬をもらってこなくちゃいけない。その程度なのだけれど。

また、10月末が締め切りになっているものが多い。仕事で書いているテキストと、仕事の一環としての公募コピー。個人的な公募の小説などもある。

ただ予定のなかでも、自分が積極的に「やりたい! 行きたい!」と鼻息荒く手をあげて参加するものもあれば、「あー、まあ仕方ないね。当番だし」と、しぶしぶやらざるを得ないものもある。

お薬をもらってくる、にしても毎月の通院はしぶしぶ。体質改善をしたくて自発的に予約した漢方薬店に伺うのは楽しみだったりする。

だけどこの約三週間くらいばたばたするなかで、一番しぶしぶだと思っていた予定が、ちょっとだけ楽しみになってきている。

それは、町内会の文化祭。
わたしは今年、町内会の役員になっている。まーあ、めんどうというか、「こんな(くだらない)ことで、悩む必要ないですよね?」という決まりごとがやたらと多い。変更するにも「議題書を提出して、年に一回の総会で話し合い」と決められている。融通がきかないのか、きかせちゃダメなのか、きかせたことがないから、どこまでなら融通をきかせていいのかわからないのかもしれない。町内会とはいえ、私の町内会は「法人化」されていて、とにかく「制度」ががっちり決まっている。

まあ、なんにしたってめんどうだ。組織を作り変えます! というくらいの意識で取り組めばまた違うのかもしれないけれど。なかなか一筋縄ではいかないのだ。

文化祭の準備に一週間近くかかる。わたしが手伝うのは前日と当日。前日は「おでんを煮込む係」として駆り出される。おでんを煮込むために、有給を取得するなんて。バカバカしくてちょっと笑ってしまう。

町内会の文化祭では、毎年おでんを200食前後販売している。何やら作り方も煮込みかたもビシッと決まっている。当日の販売も流れ作業で決まっているのだけれど、どうなることやら? と不安でもある。なんというか、おじいちゃん、おばあちゃんの参加率が格段に高く、手渡したそばからおでんを落とすトラブルなどが過去に多発しているという……。

ただ、始めは「うわー、めんどくさいーーー!」としか思っていなかったおでんの煮込みと販売。けれど、こんなこと、なかなか体験できることじゃない。なんなら、小説のネタをひろえるんじゃないかとすら思い始めた。

忙しいし、ひゅうっと寒く冬の気配も近づいている、気を抜くと体調を崩してしまいかねない。けれど、できれば楽しみながら、乗り切りたいと思う。


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