自分のからだの動きが、相手にどう作用しているか【システマをまなぶ】
重力を意識する生活から一週間がたち、9月3日に行われたシステマの講義。
今回はわりと実践的というか「相手の緊張を利用する」という内容。
緊張とは? というのがもう難しいのだけれど、普段の肩こりなんかも緊張状態。
「相手の緊張部分をマッサージする」というワークの際、先生に直接指導をしてもらったのだけれど、「すでにコリがあるから、いつも緊張してる状態だ」といわれハッとする。
緊張状態が身体のなかにあると、そこが弱点というか、そこで力が滞ってしまうので、リラックスして流す、というのがシステマの考え(だと思う)。
ただ、頭で考えてしまうと、ぜーんぜんうまく動けない。私と同じ時期から講座に入ってこられた方への指導を見ていても「頭で考えすぎ」と、何度も言われていた。
考えると動きが止まってしまうから、それもダメ。とにかく身体を動かし続けるのが大事。とはいえ、それはなかなか難しい。呼吸も止めちゃダメ。
今回、すこし意識できたのは「自分のからだの動きが、相手にどんな風に伝わっているかを感じる」というもの。相手の緊張を利用して、相手の動きをコントロールする。だけど、これまでは自分自身の呼吸を意識したり、自分自身が「リラックスする」というのに意識しすぎて、相手にどんな風に作用しているかまで考えられていなかった。
もっとも、まだ自分の身体を十分コントロールできていないので、自分の身体への意識が強いのは仕方ない気もする。ただ、自分の身体の動きを意識して、相手の動きをコントロールできるワークがあった。そのときにほんの少し「おや? これはこう動けば、相手はこうなるだろうか?」と思えた瞬間があった。
こうしてワークを続けていくと感じることは、「経験を積んでいる人と組む」というのが、学びの近道な気がする。
経験を積んでいる人は、ある程度コツをつかんでいらっしゃるので、「ここがリラックスしてないかも」とか、「まず力を受けてから、リラックス」など、ちょっとしたコツみたいなものをやりながら教えてくれる。また、その人の力の動きを感じると、「あ、自分にはここが足りないんだな、できていないんだな」ということが分かりやすい。まあ、頭で理解できたとしても、身体はイメージ通りには動いてくれないのだけれど……。
夫を練習相手として自主練したいけれど、夫は「そんな練習に付き合いたくない。痛いんでしょ?」と逃げ腰だ。組手ではなく、今の段階でひとりで自主練できることもあるけれど、まずは基礎的なところから力をつけていこうと思う。
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