金時豆ほどの、キミを知れてよかったよ。

「小さい子宮筋腫できていますね。1.6センチ程度ですので、自覚症状みたいなものは、今のところないと思いますけど」

お盆休みを利用して、婦人科検診に行ってきた。検診といっても、婦人科ドックみたいなものだから、自費診療で2万円弱。安くないソコソコの金額だ。

今回わたしがおとずれた婦人科検診では、マンモグラフィー・乳腺エコー・子宮エコー検査・子宮がん等細胞検査・医師による問診と乳がん触診。あとは骨密度も計測した。

一年半前くらいに同じような検査を受けているのだけれど、その時には子宮筋腫の種みたいなものすら見つかっていない。今回初お目見えだ。

エコー画像を見ながら話してくださったのだけれど、「え? この小さいやつが筋腫? うわー、わたしなら見落とす」というレベルの大きさで、本当に大したことなかった。1.6センチ程度といえば、金時豆くらいだろうか。

わたしの中にできた筋腫の金ちゃん、とでも呼んでやろう。わたしは今38歳だけれど、40代に入ると筋腫はぐっと大きくなる可能性もあるし、身体が辛いなどの症状もありうるという。今くらいのペースで定期的に検査をしましょう、という話だった。

金時豆サイズからの知り合いなら、まあお互い長い付き合いになるだろうし、よろしく。イジワルしないでよねと、気楽に考えられてありがたい。身体の不調を感じてから検査を受けて、握りこぶしくらいの筋腫があると知らされるとやっぱり不安で仕方ないだろう。自分の身体の中を定期的に検査してもらうのは、やっぱり大切だと考えている。老化に伴う身体の変化などに対して、ちょっとずつ心構えができる。もちろん、一年前にはなかったのに、とショックを受ける場合もあると思うけれど、致命的なものにまでは育っていない場合も多いだろう。

乳ガンの検査については、現状では何も言われなかった。触診では特に何もなさそうだったので一応楽観的だけれど、マンモグラフィーとエコーで何か見つかっているかもしれない。

マンモグラフィーの検査は、いつも「すっごく痛い」と痛さを割り増しして想像してしまう。痛いことは痛いのだけれど、耐えがたい猛烈な痛みを想像しているため、実際には「あ、この程度だった」という感じ。なんか変な姿勢なので、検査技師さんと二人三脚というか、コントみたいな気がしてならない。

骨密度は、少し密度の低下が見られる、という結果になりそうだ。検査で何か言われたわけでもないけれど、検査の画面が目の前に表示されていて、パッと見た限りでは「密度の欠けが見られる箇所」がいくつか表示されていた。

検査結果は二、三週間後に郵送されてくるので、その結果を見るのが待ち遠しい。9月には年に一度の胃カメラ検査がある。そちらは今から憂鬱なのだけれど。




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