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献血は計画的に

2月のはじめごろ、ひさしぶりに成分献血をした。

「ひさしぶり」という表現が適正かどうかわからないくらい、ひさしぶり。400ml全血献血(血液を体内から抜き取る)は規定量を年に二回きっちり行っている。しかし、かれこれ10年近く、成分献血はしていなかったらしい。

看護師さんに「成分献血は初めてですかね?」と質問されたとき、「いえ、何回もしていますが、ここ最近は全然していません」と答えた。

おそらく過去の献血履歴一覧でパッと見たところには見当たらなかったのだろう。マウスを何度か操作したのち「あ、以前行っていただいたのは10年近く前なんですね」と言われた。そんなに前かぁと思いながら、たしかにいつ成分献血をしたか、記憶をたどろうにも、たどる手がかりすら見当たらない。

ただ、「成分献血は止めておこうかな」と思ったきっかけは覚えている。それは、看護師さんの手を煩わせてしまうからだ。どうにも血管が細く、ベテランの看護師さんでないとうまくできない……みたいなことが何度か続いた。そうして、ふらっと献血に行くと「申し訳ないけれど、今日の採血はできません」と断られることもあった。

それは看護師さんの経験不足、とかではなく、わたしの心掛けが悪かった。もともと血管が細いのに、薄着で体が冷えていたり、冷たい飲み物を飲んだ後に行ったり。献血をするには準備万端で行かねばならない。

「できるかぎり身体は温める、ただし汗をかいて冷えない程度に」とか、「体を冷やす飲み物禁止。ホットコーヒーもできれば避ける。でも水分はたくさん摂る」など、いまでは献血をする日には自分の中で決めた事項を決めて行っている。すべては血管が見つかりやすいために。

前回献血をおこなったときに、「血管が細くて、成分献血ができない」と看護師さんに吐露した。すると「確かに細いですね……。でもこのくらいなら、チャレンジしても良いかもしれません」と言ってもらえたことが、10年ぶりの成分献血をおこなうきっかけとなった。

成分献血は全血採取ではなく、血小板・血漿のみを取り出して、血液自体は体内に戻すしくみとなっている。そのため、身体への負担は少なめだ。(ただし、血液を戻すために時間はかかる)

今回、気になることがあったので看護師さんに質問してみた。

それは、「コロナのワクチン接種後、どのくらいの期間を開ければ献血できるようになるか?」というもの。

インフルエンザの予防接種後は24時間以降ならば献血しても構わない、と規定されている。ほかにも破傷風とか、狂犬病とかワクチンの種類によって24時間以降ならばOKとか、接種後2週間経過すればOKとか細かく定められている。

コロナウイルスのワクチンについては、もう何か決まっているのだろうか? 

しかし、質問したときはまだ接種が始まっていなかったし、ワクチンの輸入すらまだだった。

「まだねえ、私たちも知らされてなくて……」申し訳なさそうに看護師さんはおっしゃったが、そう答えられるかもしれないなあとはうっすらと感じてはいた。(*現状では上記のサイトにも記載があるが「当面の間、献血をご遠慮いただいております」とされているようだ)

「ワクチン摂取される予定があるんですか?」とたずねられたので「いえ、医療従事者ではないですし、いまのところ献血できる程度には健康体なので、いますぐというわけではないのですが」と答えた。

ただ、献血するにも年に何回まで、と回数が決められている。もし仮に、ワクチン接種後6か月間は献血しちゃダメ、となるとある程度計画的に献血をしておいて、ワクチンを接種するなどしたほうがいいなあと思っている。

「献血を50回する」というのが当面の目標なのだ。いつ献血できなくなるか分からない。献血ができるいまの内に、いそいそと通いたい。




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