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75歳の義父に「恋つづ」をすすめられた

「火曜日にやってる恋愛ドラマ知ってる? 父ちゃんあれにハマってるんだって」

数週間前、実家から戻ってきた夫がこんなことを言いだした。

「俺が見てない、って言ったら父ちゃんは『すげー面白いのに見てないなんて、もったいない』っていわれたんだけど。どんなドラマか知ってる?」

えっと、佐藤健君が出てるドラマかな……? わたしはおそるおそる返答した。

「うーん、誰が出てるかは言ってなかったけど、医療系の恋愛ドラマらしい」

そこまで言われると、もうそのドラマは「恋はつづくよどこまでも」に違いないだろう。

今期のドラマとしては一、二を争う盛り上がりっぷりを見せたドラマ。残念ながらわたしは見ていなかった。義父が「おもしろい」とすすめてくれたのは、残すは最終回のみ、というところまで話が進んでいたとき。いまさら見てもなあ……ということで視聴しなかったのだけれど。

ただ、義父は現在75歳。ラブコメのどこを「おもしろい」と思ったのだろう?

義父が普段見ているのは大河ドラマ。あとは箱根駅伝と、野球中継を好んで見ている。普段から連ドラを見ているイメージはまったくないし、これまでにドラマを進められたこともない。

義母はそれなりにドラマを見る習慣があるらしいので、一緒に見ていたのかもしれない。

わたしは見ていなかったので、「恋つづ」の具体的な話は知らない。けれど、番組CMなどで「ちょっとした見どころシーン」が流れ、それを目にしたことはある。

どう考えても75歳男性はドラマのターゲット層じゃないだろう。それでも面白いと思わせる何かが、あのドラマにはあったのだろうか……。いったいどんな気持ちで「恋つづ」を見ていたのか、気になるけれど、いまさら聞きにも行くわけにも行かない。

配信されているから見ればいいのだろうけど、きっと年末にでも一挙放送されるだろう。いまからそれを待つつもりでいる。

全然見ていなかった番組が盛り上がっていると「あー、そんなに面白いなら見ておけばよかったな」という気持ちになることがある。純粋にドラマを見たい、というよりは、どういったストーリー展開が人気になっているのかを知りたい気持ちが強い。

わたしはアニメ「鬼滅の刃」を見逃していたことを悔やんでいる。夫も悔やんでいた。

夫はアニメの初回放送は、だいたい予約録画している。第一話を見て「おもしろそう」とか「絵があんまり好きじゃない」とか、判断して見続けるかどうかを決めている。(結構なアニメ好きといえるかもしれない)

しかし、鬼滅の刃はなぜかスルーしていて、第一回放送を録画していなかった。そうして、ずっとスルーし続けてしまい、一度も見ないまま今に至る。

コミックスを購入して、引きこもって読みふけってみようか目下検討中でもある。外出を控えているのだから良いかもしれない。



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