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GACKT『KHAOS』【#まどか観劇記録2020 7/60】

GACKT 20周年記念ツアー“KHAOS”行ってきました。

(セトリ含めネタバレの要素もあります。ご留意いただきお読みください)(そしてごめんなさい。敬意は込めてるからここでは呼び捨てさせてください)

記事を書く前に今回だけは自己紹介を。
私は20年来のGACKTファンです。
最近はツアー中2回くらい見れたらいいかなという距離感に落ち着いたけれど、以前は行けるだけ詰め込んで遠征をするほどのガチファンでした。何が言いたいかというと思い入れのある懐かしい曲とかちょっとしたエピソードのある曲や演出に弱いってことです。なまあたたかい目で読んでください。

まず、今回のツアーを語るのに避けて通れないのは、バンドメンバーの劇的交代。
ベース、ドラム、ダンサーはある程度のスパンで入れ替わっていて(それでも数年は活躍を見続けているから毎回新しい人に入れ替わった時は寂しいし悲しかった。新しい人の活躍もうれしくてすぐに馴染むんだけど)、ただ、ギターのYOUとchachamaru、この二人は20年間ずっと変わらなかったのです。GACKTを真ん中に上手にchacha、下手にYOU、このスリーショットを見て育ってきた私としては、無意識にずっとこのままだと思っていました。それが、そうじゃなくなった。

最初の感想は「嘘だろ…嘘だと言ってくれ…」
それでも20年間、いろんなことがあったんだろうことは想像できるし、それぞれにとって新しい一歩なんだなと納得させて会場に向かいました。

感想。
楽しかったし、うれしかったし、懐かしかったし、やっぱりGAKCTだった。笑

近年、日本にいることが少なくて、たまのLIVEだと声が安定しないこともあったりしていたけれど、今回はちゃんと仕上げてきたぞという感じ。もしかして耳が前のメンバーの音以外受け付けないんじゃないかという私の懸念は全く杞憂で、若いバンドメンバーもダンサーもしっかりGACKT JOBだった。ちゃんと完成してた(上から目線ですみません)。そしてこの先10年を走っていくための新メンバーなんだよというGACKTからの紹介もあり、やっぱり本気の人はわかるというか、新しいメンバーもきっと大変な時期を経てここに立ってるんだなとすんなり受け入れた自分がいました。(まだ寂しいけど。映像流れたらグッときちゃうけど)

GACKTのLIVEはVISUALIVEといわれる映像と音楽とそしてストーリーが組み合わさった一編の映画のようなLIVEがその特徴だったのですが、今回は純粋にGACKTの音楽を楽しむ構成になっていたように思います。

入場時に、ルミトンライトという光る棒が配られる。LIVE中に点灯させる色も指定されるし、ルミトンライトだと振りのバリエーションも少ないから、年齢が上でも下でも大変じゃないし、初めての人でも何となくノれる、全員がちゃんと盛り上がれる親切設計。

そして、ノりやすくて、古参のファン的には思い入れの深い曲が並ぶセトリ。個人的には「君が追いかけた夢」と「Flower」は思い入れが深すぎて、イントロで泣きました。何年ぶりだよ生で聞けたの。。。涙

合間の映像には遊び心を加えつつ、後半の映像では「今まで支えてくれてありがとう」のメッセージ。GACKTにこんなにお礼を言われたことかつてあったっけ?というくらいの想いのつまったメッセージに会場からはすすり泣きの声が(私も思わず視界が滲みました)。

今回のLIVEはいろんなところが今までと違っていて、途中でのMCがありません(GACKTのLIVEはMCが長いことでも有名)。そしていつもはMCとセットの「Mirror」がなんとセトリの最後に。

今回はコール&レスポンス(GACKTが叫び、答えるように会場が叫び返す魂の儀式)はないんだろうかと思いつつ迎えたフィナーレ。映像の中のGACKTは「GACKTのLIVEで魂から叫んで自分の殻を破って本当の自分自身と出会って欲しい」と言います。
そして始まるMirrorのイントロ。そこには、声を限りに叫ぶGACKTがいました。叫んで叫んで、ふらふらになりながらも叫んで、倒れこんで、失神したことがニュースにもなりましたが、ファンにとっては倒るんじゃないかとハラハラしつつも、その背中を声の圧力で支えるごとく叫ぶまでがMirror。最後なんか泣きながら叫んでる。この瞬間、帰ってきたなと思ったんです。
また、ここに、帰ってきた。

「がんばってこい。でも傷ついたらここに戻っておいで。ずっと居場所を用意して待ってるからな」

20年前に笑っていたGACKTは今もそこにいてくれました。
最後に交わした「おかえり」「ただいま」のあたたかさ、これからもずっと心のよりどころなのかもしれません。

そして、「諦めそうになったこともあったけど、まだこれから10年はLIVEするぞ」というGACKTの言葉を信じて、めちゃめちゃいい顔してる客席のみんなと、また集まろうねって帰ってきました。

ずっと見てた大きな背中は相変わらず大きかったよ。ありがとう。

そして、おかえり。

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そうそう。
『翔んで埼玉』が大ヒットしたことからこんな席もあったんです。

_人人人人人人人人_
> 埼玉県人席!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
ルミトンライトも特別仕様。さすがGACKT…恐るべし…!笑。

2/29の福岡公演でFINALです。



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