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今、すごく自由だと感じています【井端梓】〜Instructor’s File・3

ハンサムな人。
それは性別を超えて、佇まいがかっこいい人のことを指すと思っています。
マドレイチのハンサムはやっぱりこの人、井端梓インストラクター(あずちゃん)。

「産前・産後のセルフケア オンライン教室」を担当するインストラクターの横顔を紹介する「Instructor’s File 3」です。

口数も多くない、感情表現もさらっとしているクールさがあるけれど、一方でとても誠実な人。インタビューでも、出す言葉を丁寧に時間をかけて選び、自分自身の中で動かない軸の部分を表現してくれました。

あずちゃんのブログ >産後だからこそ、体と心の快適を。

あずちゃんのサイト>http://azusaibata.mystrikingly.com/


●自分で表現する楽しさ

小3の時に新体操を始めました。ミニバスケットボール(小学生のための、コート、ボールの小さいバスケ)の見学を行ったら、母の確認間違いで新体操がやっていました。リボンをクルクル回す優雅な演技を見て、「これがやりたい!」となり新体操を始めました。

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勝つことに軸足を置いた指導をするクラブが多い中、自分を表現する楽しさを教えてくれたり、自分でプログラムをつくる、自分で考えて動くことを推奨するクラブでした。
毎日洗面所の前でバランスをとることや、外では手具の投げの練習に夢中でした。試合で報われるということはなかったけれども、今はそれがよかったと思えます。自分で考えて踊るということを教えてもらいました。


●今日も明日も気持ちいいし、5年後も大丈夫!

オリンピックや世界選手権のビデオばかり見ていたのだけど、今もダンスの振り付けをつくるときに「ブルガリアのあの選手のあの動きだな」と思い出したり、このころ身につけたこと・研究したことが元になっている感じがあります。
その新体操は高校生まで続けました。高校のときにはジャズダンスも始めて、もう30年以上になります。

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ずっと踊り続けていても、出産や加齢、生活などで、体も心も変わっていく。そのときどきに一番自分が快適な状態をつくりだす方法は変わってきていると感じています。
今こんな調子で体調管理していれば、今日も明日も気持ちいいし、5年後とかも大丈夫かなと思えるだろうか、と考えながら日々過ごしています。


●機能美、佇まいの美しさ

人の観察をするのが好きで、おじいさんや中年の方を見ていると、加齢していっているけれども佇まいがきれいだったり、機能的に動いているきれいさがあるなと思います。年を重ねるからこその美しさが出てくる。外見にもその人らしさがどんどん出てくる。

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10代、20代はアイドルの影響や世間基準の「美しさ」を選んでいる人が多いけれども、自分の快適さを追求していくと「こういう姿勢で、こういう服装で、こういう話し方で…」となっていくよね。それを観察するのが好きで、「機能美の研究」という言葉で表現しています。
「Function is beauty」というモンベル(アウトドアメーカー)のコンセプトが好き。鳥は飛ぶために機能的な体を手に入れたけど、見た目もきれい。こういう機能美を追求していったり、それに関わる仕事をしていきたいと思っています。


●自由であるために、自立、コミュニケーション

「私の大事にしたい価値観」では、「自由」を選んでいます。自由でありたいという欲求が強い。自由であることと同時に、「自立」が必要だと思っています。自由って、全部自分で決めるからこそのもので、誰かが決めてくれるものでもない。でも自分で選択していきたいと思っています。

今、すごく自由だと感じています。やりたいたなと思ったことを実現できているし、この先もやりたいと思ったことを、家族と話して納得してもらえたらやれるだろうなという環境にあると思っています。
自由であることの裏側には、家族とちゃんとコミュニケーションが取れているか、があると思っています。家族の意向も踏まえて、自分で選択していく。家族と話して「無理だよね」ってなっても、家族が快適な選択ができれば、それは自分の選択として自由だと思えます。

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夫の転勤話から、NGO職員を退職しマドレのインストラクターに転身した時も「何を優先したいのかな」と考えたら、「夫がやりたいことをやり、私は新しいスタートを切る」ことだと思えました。
自分が自由であるために家族とのコミュニケーションが必要で、永遠の課題だと思っています。自由を追及するために、家族みんなが何をしたいのかを聞いて、「自分はどうしていきたいのか」判断していくことを大事にしていきたいと思っています。

(聞き手・長野奈美

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