うちの子「いい子」じゃないんですbyオオヤマ

今日は、我が家の大学生の息子くんの話しを。

先日、短期滞在した海外から戻り、昨日からまた大学生活が始まりました。

昨年、急に大学を休学したいと言い出し、バイトで貯めた資金をもとに海外へ出発。
出発までの準備では、親が支援もしましたが、帰国するまで仕送りを依頼されることはありませんでした。

いつも、自分で考えて、自分で決めて、親へは報告のみ。

「頑張ってね。応援してるよ。信じてるよ。」

って言うだけ。
高校受験も、大学受験もそんな感じでした。

そんな息子くんは、中学時代は絵に描いたような反抗期で、我が家の穴の開いた壁は親子の葛藤の証です（笑）

でも、そんな反抗期に今では感謝しかない。

その頃の私は、とにかく「あなたの為」という押し付けと、「心配」という名の余計なお世話ばかりで、本人の考えや気持ちを聞く前に、お母さんの経験上。。。なんて、何の役にも立たないただの思い出を、いかにも世間の常識、世の中の正解のように言っていました。

その度に、ぶつかり合って、時には傷付け合って、それはそれは、いつもひどい状態でした。

でも、そのおかげで、彼は私の価値観の中から強引にでも抜け出してくれたし、自分の感情を思いっきり表現しても、親には嫌われないという姿を見せてもらえました。
そして、彼なりの自由を、彼なりの責任で楽しんでいるのが嬉しい。

自己主張が強くて、マイペースだから、どこへ行っても扱いづらい子だったけど、大人にとっての都合の「いい子」にならないでくれて本当に良かった。

誰から見ても、物分かりが良くて品行方正なお子さんを見ると、私のせい。。。って思った事もあったけど、結局は、私が、ただ手がかからない子を望んでいただけだったのかもしれないなぁと思ってます。

素直に親に頼れなかったり、甘えちゃダメ！って思っていそうなのは、親との関わりが影響してるのだと思うので、そこは、これから、私達大人が生き方で伝えていこうと思います。

だらしないし、いい加減だし、まだまだ幼いんだけど、「きっと自分なりに考えてる」って信じさせてくれる彼に感謝です。

そして、子供の成長スピードにはついていけないけど、少しずつでも親だって成長してるはず。

春になると、子供の成長ばかりを感じるけど、大人だって毎日頑張ってるんだから、
自分に

「進級おめでとう！」

って言ってあげたいなぁ。。、なんて、散りかけの桜を見て思うのでした。

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