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投影 byうさみ 【人間関係のための心理学】

割引あり

Madoyaca代表の宇佐美円香です。

この記事では「投影」について詳しく解説していきます。
心理学用語では、転移・逆転移の話です。

全てのことが「投影」を使って説明できる、とまで言われているくらい、重要な分野になります。



この画像、あなたにとってどんな感じに見えますか?

見えるものを書くのではなく、自分が感じた感情を書いてみてください。
人によって全く見方が変わります。

投影

投影とは

  • 心の中を外の世界に映し出したもの

  • 外に見える世界は全て内なる世界

  • 心理学における学術的な名称は「転移」「逆転移」

  • 自分の人生に起きることは全て自己責任であり、自作自演

投影の3つの種類

  1. 自分の感情を人やものに投影

  2. 過去に出会った人(自分を含む)を人やものに投影

  3. 自分の価値観や考えなどを人に投影

があります。

1.自分の感情を人やものに投影

  • 一輪の花が寂しく見えるのは、私が寂しさを感じているから

  • あの人、なんかイライラしているなと思うのは自分にイライラがあるから

  • 相手の距離が遠く感じるのは、自分が距離を遠くしているから

  • 相手が本当は優しい人だとわかるのは自分にも優しさがあるから

なので、この画像を見てあなたが感じたことは

あなたの心の中にその感情があるからポッと湧いてきたとも言えるのです。

2.過去に出会った人を人やものに投影

  • 今の上司はなんとなく父親に雰囲気が似ている

  • 彼に対してお母さんに接するように接してしまう

  • 元夫に嫌な思いをさせられたので、彼にも嫌な思いをさせられると感じてしまう

  • 過去に悪口を言われて嫌な思いをしたので、悪口を言われているような気がしてしまう

というようなものがあります。

3.自分の価値観や考えなどを人に投影

よくアンガーマネジメントの話でも出てくることが多いこの話。

  • 「普通は」「〜べき」がつくときはほとんど投影

  • 普通は悪いと思ったら謝るべきなのに、謝らないから悪いと思っていない

  • 普通は一言断りを入れるはずなのに、常識がない

  • 私はこのお酒が好きだからきっとあの人も好きなはず

などがあります。自分の普通を相手に押し付けてしまう感じです。

怒りの抑圧と投影

  • 心と思考のつながりを切るのは「怒りの抑圧」

  • 怒りの抑圧が起きると、私は怒っていない・怒りを感じないと思っている。

  • 潜在意識には怒りがあるので、それを顕在意識に認識させるために、外の世界に「怒りを感じさせるような出来事」を作り出す。

  • ↑に怒りを感じた時に怒りが解放される→投影を取り戻す(投影に気がつく)

感情が先、行動が後

  • どんな感情を感じるためにこの出来事を起こしたのか?という見方をするEx)友達にサプライズでプレゼントして喜んでくれたのがすごく嬉しい
    →すごく嬉しいという感情を感じるために友達にサプライズをした
    Ex)彼女に酷いことをいい、罪悪感を感じる
    →罪悪感を感じるために酷いことを言った

感情を味わいたいから行動する

【ビジョン】

  • 今の自分と目指したいものが繋がっている

  • ポジティブな気持ちから生まれるもの

  • 実現の可能性が見えているもの

【ファンタジー】

  • 今の自分と目指したいものが繋がっていない

  • 絶望、諦め、自己否定などから生まれるもの

  • ネガティブな期待があるもの

解説動画

上記を解説している、宇佐美の講座の切り抜きを載せています。

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