PILOT 色彩雫
窓と申します。
ピリ辛なスープに入ってる豆腐がめちゃんこ好きです。
今回の記事の内容は、インスタで「カロリー低めなnoteのネタ」を募集したところ、手持ちの色彩雫とその好きなところというネタをいただきました。
他にいただいたネタも書き上げられたら随時投稿していこうと思います。
たくさんの提案をいただけて嬉しかったです。
インスタントな記事ですが、できる限り良いものにできるよう頑張りますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
色彩雫とは
・製品情報
公式サイトのリンクを貼っておきます。
PILOTから販売されている、万年筆インキです。
それぞれが日本の美しい自然や景色の美しい名前を与えられており、全24色の彩り豊かなラインナップとなっています。
PILOTのホームページでは「インキ」という呼び方で統一しているので、それに習いこの記事では色彩雫をインキという表現に合わせようと思います。
・価格
50mlで1650円(税込み)
15mlで770円(税込み)
カートリッジ(六本入り)で990円(税込み)
ぱっと見「たけー!」と思うでしょうが、万年筆インクの相場から考えるとかなり安い方です。
量としても値段にしてはかなり多い方です。
使用頻度にもよりますが、大瓶なら半年使っても半分残るくらいの量はあると思います。
「そんなにたくさん使わない!」という方は、フリマサイトを覗いてみると何本か残ったカートリッジを出品している人や、インキを小分けにして安く出品している人がいるので、「試しに使ってみたい!」という方にはおすすめです。
・見た目
色彩雫が万年筆インキのなかでも人気が高い理由の一つにボトルの見目の良さが挙げられます。
香水の版を思わせるような形状をしていて非常に洒落ています。
そこらへんにテキトーに置いておくだけで、なんだかお洒落な部屋に見えてきます。
瓶のポテンシャルが高すぎるあまりどう撮っても良さげになります。
ぶっちゃけ、とりまこれ置いときゃいいべと思ってます。
手持ちの色彩雫
ここからは、僕の持っている松露、竹林、土筆の3つを語っていきます。
完全な僕の主観となっておりますので、あしからず。
松露
ここでの松露とは、きのこではなく松の葉にたまる露を指します。
青みのあるグリーン。
緑に近い青緑、といった色でしょうか。
渋すぎず落ち着いた色で、露の降りた、深々とした森を思わせる色です。
このインクの最大の特徴は、時間が経つと色が変わるという点。
色彩雫のなかでも松露はこの色の変化が大きく、書いた直後は青みの強い青緑色で、同じく色彩雫の月夜と似た色です。
そして少し時間が経つと緑味の強い青緑に。
みるみるうちに変わってゆく色が、インキで文字を書くことの楽しさに拍車をかけてくれます。
セーラーが販売している「ゆらめくインク」もこの特性を持っています。
濃淡もはっきり出るので、綴った文字を見返すのが楽しくなるインキです。
僕はPILOTのCUSTOM74に入れて使っています。
土筆を買うまではM400にも入れて使っていたので、僕が持っている色彩雫の中で一番使用頻度が高く、愛着のあるインキでもあります。
暗めの色なので普段使いのしやすい色でもあるでしょう。
色の変化や濃淡がある分お得感もあります。
色彩雫の青緑枠として大人気の月夜に隠れがちですが、全くひけをとらない素晴らしいインキだと思います。
竹林
松ときてからの竹。縁起が良いですね。
こちらは名の通りたけばやしをイメージされたインキです。
色彩雫の緑枠黄緑担当。
こいみどり担当には深緑という色があります。
黄みの強い黄緑色で、芽吹いたばかりの若葉のような色です。
春が似合う、温かみのある色。
こちらもはっきりと濃淡の出るインキですが、松露に比べて淡い色なので太めのペン先で使うのが向いているかもしれません。
淡めの色によくある特徴ですが、他の色に比べるとにじみやすいので、使う紙には注意が必要です。
にじみは万年筆ライフにはつきもの。
にじみにくく、手に入りやすい紙だと「ツバメノート」やミドリの「MDノート」がおすすめです。
インキをこだわるんだったら、せっかくですからとことんまでこだわっていきましょう。
僕はPILOTのキャップレスストライプに入れて使っています。
ちなみにペン先はFです。
「おいおい、話と違うじゃねーか」と思われるかもしれませんが、これは完全に僕の好みです。銀軸に黄緑って良くないですか!?
にじみやすさが弱点の色ではありますが、色彩雫の淡い色は本当に綺麗でかわいいので、是非使ってみてほしいです。
土筆
こちらはすでに生産が終了してしまった色です。
先日東京の大学のオープンキャンパスに行ったついでに立ち寄った文具屋に普通に売られていました。
土筆とはスギナの胞子茎で、公園なんかで生えている筆のような形をした植物です。いわゆるつくしんぼです。
天ぷらやおひたしにして食べることもできますが、ちょっと苦いです。
僕の高校につくしを知らない人がいたんですが、都会ってつくし生えてないんですか!?
赤みのあるマイルドなブラウン。
暗めですが、地味すぎない、魅力に溢れた色です。
これも時間経過で色が変わるインキです。
書き始めは赤っぽいですが、徐々に黄色よりに変化します。
僕はPelikanのスーベレーンM400に入れて使っています。
ホワイトトータスには茶色か山吹色を使いたいなとずっと思ってたんですよね。
土筆が手に入ったことで僕の持つ3本の万年筆全てが違うインクを使えるようになりました。
3色も使えると、日記を見返すのが楽しくなりますね。
贅沢をいえば青系インクも欲しいですが、これ以上万年筆を買うつもりはないので今のところは願うだけです。
あとがき
最後まで読んでくれてありがとうございます。
はい、全然インスタントじゃねぇ。
大見出し一つにつき一日かかりました。
最初は手持ちのインキ3つを紹介するだけだったはずなのに、いつの間にやら見出しが増えていき…。
その他記事にしようと思っていたのですが、もう完全に単体紹介ですね。
僕は記事をコンパクトにまとめるのがとても苦手なようです。
まぁ息抜きにはなったので良いとしましょう。
この記事を読んでくれた方の万年筆ライフ、あるいはガラスペンライフの助けになれていたら嬉しいです。
ではここらで切り上げましょうかね。
またね。
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