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メルボルンの秋。なじみのカフェで思うこと

娘の高校留学を機に、メルボルンに移住して421日目となりました。カフェ文化が定着しているメルボルン。今年になって“なじみのカフェ”が新たにひとつ増え、新しいコミュニケーションが広がっています。


たくさんカフェより、なじみのカフェがいい

“5分歩けばカフェが見つかる”と言っても過言ではないメルボルン。私の住んでいるエリアはとくにカフェが多く、オーナーのこだわりが詰まったカフェがそこかしこにあります。

新しいカフェを探索するのも楽しいですが、私は足しげく通う“なじみのカフェ”をつくるほうが断然好き。移住当初から通っている店がひとつありますが、今年になって新たに増えました。

そのカフェは、週2で通っている英会話クラスの途中にあり、アパートから歩いて15分ほどの距離。男性ふたりが営み、大きなテーブルが二つ、明るい日差しが入る窓際のカウンターテーブルがあります。

いつもの席で、いつものアーモンドラテ。いい時間が流れています。

軽い会話が楽しめますように

決まった曜日と決まった時間、それにいつも決まった飲み物をオーダーするせいか、通い始めて1ヶ月も経たないうちに顔を覚えてくれました。
“おはよう、いつものアーモンドラテでいいかい? 砂糖はひとつだよね”
40代ぐらいの男性が私に笑顔で話してくれます。

ここで会話が弾めばいいのですが、なかなかうまい切り口が見つからない私。いつも天気の話をする程度で終わってしまいます。何気なく英語でのコミュニケーションをとるというのは難しいものですね。

昨日から日本から友人が1週間ほど遊びにきているので、さっそくなじみのカフェに連れていきました。
“おはよう。今日は友だちが日本から来ているの。1週間ほど滞在するんだ”
“それはいいねえ、今週は天気もいいみたいだからよかったね”

短い言葉のやりとりでしたが、“なじみのカフェ”を紹介できることが何だか誇らしい私。昨年の今ごろは知り合いもひとりもおらず、さみしさからか謎の胃腸炎にかかってしまうほどだったのに、1年も経てば人は環境に慣れるって本当ですね。

カフェの通りを歩いているときに見つけた秋咲きのミモザ。満開です。

四季のあるメルボルン 。陽気のいい、秋が好き

今日は、友人にメルボルンの中心地シティを歩いたり、世界三大図書館のひとつヴィクトリア州立図書館を案内したり、古着店が集まるフィッツロイ周辺を街歩きする予定です。それと、カフェで休憩をはさむことも忘れなく……。

何度見てもうっとり。ヴィクトリア州立図書館


日本とは季節が真逆ですから、こちらは秋が日一日と深くなっていて、公園にある木々も紅葉がはじまっています。朝晩は冷え込みますが、日中は17度前後のぽかぽか陽気ですから、街歩きにはぴったりのシーズン。

2年目となる秋のメルボルン。私はこの時期がいちばん好きです。

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