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大手美容外科で実際にあった怖い話

みなさんこんにちは、Mちゃんです。
私は7年間大手美容外科でカウンセラーをしていました。(現在は退職済み)

給与が良かったり、一緒に働く仲間たちが気の合う可愛い子ばかりで、かなり長い期間働いていましたが…
在職中は心が痛むことがたくさんありました。

こちらのnoteは、美容医療で悲しい思いをする患者様が少しでも減るように
注意喚起も兼ねて書いています。

耳を疑うような内容も記載されてますが、全て実話となります。
皆さんにも、美容外科の実態を知っていただければと思います。

この記事を読むべき人は以下の通りです。

⭐️これから美容整形を考えている人
⭐️美容外科の闇を知りたい人
⭐️美容外科カウンセラーになりたい人

それでは早速いきましょう💡


目次

・自己紹介
・ドクターの選び方
・美容外科の裏側
・実際にあったミス、医療事故
・美容外科の闇
・美容外科がよく使う営業ワード
・美容外科カウンセラーのリアルな給与

自己紹介

改めまして、Mちゃんです。
私はすでに退職していますが、大手美容外科で7年間カウンセラーをしていました。
(ちなみにお伝えしておくと、T○C・○南美容外科ではありません。)

カウンセラーの主な業務は、
①患者様のご希望をヒアリングし、施術を提案すること
②医師の診察時間を短縮すること
③患者様から少しでも多くのお金をいただくこと
です。

最近は様々な媒体で美容医療の情報が多く発信されているので、
知っている方は多いと思いますが、とくに③がとても大切。

代表的な例で言うと、
【2万円で埋没ができる!】という広告を見てきた患者様に、
・タルミがあるので2点留めでは難しいです、4点留めましょう!
・まぶたが腫れぼったくて脂肪が多いので、脂肪取りもしましょう!
・まぶたの開きが悪いので、眼瞼下垂もやりましょう!
などと提案をして、2万円の施術を30万〜60万に吊りあげます。

肩書は「カウンセラー」ですが、
実情はただの「営業部隊」です。

営業である分、お給料もかなり良く、
さらには残業もほぼなし、有給消化100%だったため、
離職率がかなり低く、長く働いているスタッフが多かったです。


ドクターの選び方

みなさまご存知の通り、大手美容外科には沢山の医者が在籍しています。
この章でお伝えしたいことは、【新人を避けろ】ということ。

どの医者が自分に合っているか?を見極めることはとても大切ですが、
美容医療に詳しくない人が、良い医者を見極めることは非常に難しいと思います。
そんな時は、まずは”新人”を避けるようにしましょう。

とくに大手美容外科には研修医を終えた新人医師たちがゴロゴロいます。
誰にだって新人時代はあるので仕方ないですが、
自分の大切な顔を、ほぼ素人のような医師に任せたい人なんていないですよね?

新人美容外科医は、以下の工程で美容医療を学びます。
1、先輩ドクターの施術を見学
2、スタッフ(看護師、受付、カウンセラー)に顔を借りて練習
3、患者様の顔をモニターとして練習

スタッフで練習する場合はわりとwin-winです。
私たちは無料でヒアルロン酸を入れれるし、
先輩ドクターが真横で見ていてくれるし、
気に入らなかったら先輩ドクターがその場で修正してくれます。
変になることはありません。

問題は、患者様の顔をモニターとして練習する場合です。
患者様には「練習中なので安くモニターでできます!」なんて言いません。
💁‍♀️「経験豊富な医師ですが、症例写真を増やすために患者様に撮影協力をしていただいている」と説明します。

先輩ドクターがついてくれません。
💁‍♀️患者様の立場からすると、自分の顔を担当するドクターに、監視ドクターが同席してたら意味わかんないですよね。

修正がうまくいかない。
💁‍♀️「変になったから修正してくれ!」と言っても、修正するのは基本的に同じドクター。どうせまた失敗します!

じゃあどうやって新人ドクターを避けるのか??
1つは、しっかり経歴を確認することです。
絶対避けるべき経歴は下の画像のようなもの。

2022年に学校を卒業、2024年に美容外科に入職。
これがなぜダメなのか?と言うと、
医師は卒業後に2年間”研修”をしないといけない決まりだから。
”研修”はマストなので、言わば練習期間のようなもの。

つまり、”2024年入職=デビューしたて”なのです。

美容外科によってはは、以下のようなルールがあります。
・研修終わってすぐの医師は雇わない
・形成外科を経験した医師しか雇わない

しかし、大手美容外科だとそんなルールはありません。
そのため、大手美容外科には毎年たくさんの新人ドクターが流れてきます。

大切な自分の顔を守るためにも、大手美容外科に行く際には
しっかりとドクターの経歴をチェックしましょう。

そして、新人ドクターの避け方としては、
「予約の際に医師を指名する」
これ以外にありません。

これは裏話ですが、美容外科で働いている時に
「指名はないんですけど、ベテランの先生でお願いします!」
「指名はないんですけど、ヒアルロン酸の上手な先生でお願いします!」
と予約をしてくる患者様がいます。

”ベテラン””上手”ってすごく曖昧な言葉です。
患者様は誰がベテランかなんてわからないので、
スタッフがベテランと言えば、その先生はベテランなのです。

前項でカウンセラーの仕事を説明しましたが、
患者様の希望に合った施術を提案して、単価を上げるだけではありません。
新人ドクターに練習をたくさんさせて、
成長する機会を多く与えてあげることも私たちの仕事です。

なので私たちは患者様に新人ドクターを勧めるために
「ベテランの先生希望ですね!でしたら、○○先生がおすすめです!
スタッフもたくさんヒアルロン酸してもらってて、みんなすごく満足してるんですよ!」と案内します。

これがどういう意味か…正直に直訳すると、
「ベテランの先生希望ということは、具体的な指名はないということですね!ラッキー!じゃあ新人の先生でいいよね?だって練習させてあげなきゃ、上手くならないもん!最近スタッフの○○ちゃんのアゴヒアルも練習したばっかだし、イケるっしょ!この患者さん、美容に詳しくなさそうだし、こだわりも強くなさそうだから、大丈夫!」です。

これは決して私たちが患者様にイジワルをしたいということではありません。
今は院長をしている医師だって、誰にだって新人時代があってこその”今”です。
誰かが新人の練習台になるしかありません。

しかし、せっかくこのnoteにたどり着いてくれた人には悲しい思いをしてほしくないので、以上の理由から必ず”新人ドクターは避ける”ようにしてください。


実際にあったミス・医療事故

7年間勤めていた中で、大きな事故や小さなミスを数々見てきました。

この章では、私が実際に目の当たりにした事故をいくつかご紹介します。


○亡事故となれば大々的にニュースになりますが、
後遺症が残る程度の事故だと、示談で終わるケースが多々あります。

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