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家を器・キャンバスと捉える

注文住宅で家を建てて学んだこと

それは、家は器であり、キャンバスである、ということ。
わかりづらいですね😅

フローリング、壁紙、タイル、建具、、、
一つ一つ全てを自分達で選ぶ中、一生懸命上記の完璧な組み合わせを考えようと、日々考えていました。

リビングのメインの壁は濃いめのグレーの大判タイルを使おうか、とか。
玄関を入ったところの正面の壁も少しデザイン性のある素材を使おうか、とか。
1つの素材を選ぶときは自分達の好きなイメージで結構主張の強いものを選びがち・・・ だけど、設計士さんに使いたい素材を提案すると、「素敵ですね!」と受け入れてくれつつも、さりげなく、そして幾度となく、重要なアドバイスをもらったのです。

アドバイス①:家全体に使う素材のバランスや色のトーンを統一すること
1つ1つの素材は素敵でも、全体のバランスを考えて主張の強いものは本当にアクセントにしたいところに抑える。そして床と壁など、接している面だけではなく、家全体に使う素材や色のトーンを統一することで、家全体がまとまり、落ち着いた空間になる、のです。

アドバイス②:家は家具や植栽などが入って初めて完成する
リビングの壁や玄関を入ったところの壁をアクセントウォールとしてデザイン性の高いタイルや素材を使おうかと考えていましたが、結果的に色味を抑えたり、当初選ぼうとしていたものよりもシンプルなものを選びました。実際住んでみると、壁だけではなく、そこにはローテーブルやソファ、フロアランプを置いたり、絵を飾ったり、観葉植物を置いたり、とたくさんの要素が加わり、それら全てが合わさってインテリアとなるのです。
もしあの時、主張の強い壁を選んでいたら、結果的に家具を全てその壁に合わせたり、ゴチャゴチャしすぎたかも、、、と設計士さんの言おうとしていることがとても腹落ちしました。

どうしてもこのタイルを使いたい!とか、壁紙の色は白ではなくグレーにしたい!など、強い希望があれば、そこを軸に他の素材を選んでいくと良いと思います。もしくは、置きたい家具、飾りたい絵などが決まっていれば、それに合わせるのもありかもしれません。
ただ、家は何十年も住み続ける場所で、その時々で生活スタイルが変わったり、インテリアも変えていきたいかもしれない、と思うと、家は器として、キャンバスとして捉え、ある程度シンプルにまとめておき、そこに置く家具やアート、小物などで自分好みのインテリアを完成させていくと良いのでは、と思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!


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