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普通の人の普通に歩んできた道を残せるライターになりたくて

二つ目の記事になります。
なにぶん、note初心者ゆえ昨日必死にエディター機能について勉強した次第です。(書き始める前に勉強しなさいと笑)

一つ目の記事では、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」をきっかけに
祖母や母、身近な人たちの生きてきた道が気になるようになった事を紹介しました。
そしてもう一つのきっかけはまた次回、という事でしたので、ある一冊の本について本日は記事にしますね!



「世界は五反田から始まった」を読んで



2022年にゲンロン叢書から出版された「世界は五反田から始まった」
著者は大宅壮一ノンフィクション賞作家の星野博美氏です。

著者の実のお祖父様である量太郎氏の残した手記を元にした第二次世界大戦下の五反田の街の記録です。
ん?戦争についてなら歴史の授業でも多少勉強したし、テレビなどでも何度も見たことがあるし、知ってるよ!と思いませんか?
もちろんそうです。戦争という事実は誰でも少なからず知っています。

これは「自分の場所から見た世界の断片」の記録である

本文中にこんな一文があります。

その点、被災した一般市民には世界観を提示するような自意識がない。「あくまでも自分の場所から見た世界の断片ですぜ」という謙虚さがある。それがモザイク状に集まることで、おぼろげながらに世界が立ち上がってくる。だからおもしろい。

星野博美 「世界は五反田から始まった」2022年 296-297頁

さらにこの本の書評の一つにこのようなものがあります。

家族史がそのまま地域史となり、さらには地域史が日本近代史に重なる。ミクロストリアの傑作! (フランス文学者 鹿島茂)

毎日新聞 2022年7月23日号「今週の本棚」より

※ミクロストリアとは・・・?
ひとつの出来事やひとつの村など小さな共同体、あるいはひとりの個人を対象として細部まで詳細に歴史的な調査・記述を行うこと、またその作品。

有名人でもない普通の人の記録が呼び起こすものとは?

歴史上の様々な出来事の裏には、今の私たちと同じように普通の生活を送ってきた人たちがいたはずです。
その人たちの「ミクロストリア」を知ることで、読み手の脳裏に生き生きと当時の社会が蘇るようになります。
それにより、過去の戦争をはじめとする様々な出来事が決して他人事ではないことを感じられるようになるのではないでしょうか。
この本はまさにそれを私に感じさせてくれた本でした。

私も身近な人のミクロストリアを残したい!


元々、古い建物だったり、街並みだったり、昔の話が好きだった私。
本当はすごく興味があるから根掘り葉掘り聞いてみたい!
でも、ちょっと遠慮して聞けなかったり・・・。
でも、市井の人(言ってみたら普通の人)のなんてことないかも知れないけれど、確かに歩んできた道の記録こそ語り継がれるべきだと確信したのです。

ミクロストリアライターはどうだろう?

とはいえ、私は作家ではありません。でも聞くこと書くことは得意です。
一応文学部出身です(ドイツ文学ですが笑)
ならばライターだ!でも普通のライターではなくてミクロストリアのライターになろう!そう決めたのです。
恐らく、こんな肩書きあまり聞いたことがありませんよね・・・?

身近な人の話を聞きながら気がついたことが

そんなこんなで駆け出した私。まずは家族や身近な人から話を聞いているうちに気がつくことがありました。
ミクロストリアのもう一つの魅力とも言えるでしょうか。
そんなことがありましたので、また次の記事にしてみたいと思います。

今日もご覧いただき、本当にありがとうございました!

ミクロストリア ライター Madoka


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