教育改革は必要か?ー教育改革の裏に潜む極めて合理的な理由
教育改革の表面の論理の欺瞞性と教育改革の裏に隠された極めて合理的な理由について,もうそろそろ自覚的になるべきではないか。
教育改革が必要なのかどうかについて考察してみたい。
あらゆる教育改革には、メリットとデメリットがある。つまりは、教育改革とは、従来の教育のメリットとデメリットをともに減らし、新たなメリットとデメリットを創出することである。すなわち、メリットとデメリットの位置をずらすだけで、決してメリットが増えてデメリットが減るわけではない。現場の教員ならば、そのことには気づいているはずであるが、なかなか声を上げられないのが現状である。
以下、具体的に昨今の教育改革の風潮について考えてみよう。
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