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自己肯定感を上げることよりも大切なこと

 ●自己肯定感が低い…
と、悩むことがあると思います。

だから、
 ●自己肯定感を上げたい…
そう思うと思います。

でも私は思うのです。
自己肯定感上げるよりも大切なことがあるよなぁ…

と…その前に、自己肯定感について、ちょっと考えてみました。

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この「自己肯定感」という言葉があちこちで聞かれるようになった時、この言葉はいったいどこから、こんなに広まったのだろう??と不思議に思いました。

あくまで私の推論ですが。

例えば、カウンセラーさんがカウンセリングをしていて、「あなたは自己肯定感が低いから、自己肯定感を上げましょう!」とは…言わないだろうな?と思うのです。

どういうことなのかな???

その背景を考えてみたのです。

■妄想物語
ある相談者の話を聴いていたカウンセラーさんが、この相談者さんは、自分のことを否定ばかりしているな…と感じました。そんなに自分を責めて否定しなくてもいいのに…それは苦しいよね…。
そんな相談者さんに、「自分の良いところは、どんなところがありますか?」と聞きました。
すると、その相談者さんはしばらく考えて、「こういうところは自分の良いところだと思うんですけど…」自信なさげではありますが、答えてくれました。
「そうかそうか、それは良いところですね。他にありますか?」
そんな風に、自分の良いところに気づいてもらうことをしました。

「そんなに自分を責めて、自分を否定していては、自分がかわいそうですよ。こんなに良いところがあるのだから。」

そして、
「そうやって、自分の良いところを見つけて、自分を肯定することもしてみましょうね。自己肯定感を上げることをしてみませんか?」
そう提案したのでした。

そんな妄想物語が浮かびました。

これなら、「自己肯定感を上げましょう!」と言うことも考えられるかも知れない。

・自己肯定感が低いから、上げましょう

ということではないのではないか?と想像します。

自分を否定してしまうという意識を、自分の肯定できるところに意識をずらす手段だったのではないか、ということです。

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自己肯定感が低い状態とは、どういったことが考えられるか?

・自分なんて嫌い!
・なんて私、ダメなんだろう…
・こんな私なんて価値がない
……

いろいろあると思うけど、一つにまとめると、

・自分を否定している

ということがあるよね。

私は、とこっとん!自分を否定していました。
・こんな自分だからダメなんだ…
・もっとこんな自分になれたら…
・もっともっと頑張らなきゃ…
・今のままじゃダメだ!
・私は役立たずだ…

そんな風に。

そんな「自分否定=自己否定」を、少しずつ少しずつ…止めることをしました。

例えば、
・こんな自分だからダメなんだ…
と思ったら、
・今日の、このことについての自分はダメだっただけ
に変えてみたり。
・どうしていたら良かったのかな?
・あの人だったら、どうしていたかな?
と考えてみたり。


自分を否定していることに気づいたら、捉え方を変えたり、他にどうしていたら良かったのか?という、具体的な行動をイメージしてみたのです。
だからと言って、すぐに自分は変わらないし、行動を変えることはできません。
それでも、行動の元になる捉え方や、見方を変え、とうすれば良かったのか?行動をイメージして、次に備えてみる。

すると、ある時気づくと、それまでと違う行動ができていたりして、否定していた自分とは違う自分を発見したり…。

そして気づくと、自己肯定感は上がっていたのでした。

 ※安心してください。「ダメな自分」は完全にはいなくなりませんから!

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先ほどの妄想物語で、自分の良いところ=肯定できるところを見つけても、「でも…やっぱりこういうところは、自分はダメだ!」と、せっかく肯定できた自分を否定してしまっては、行ったり来たりです。

自分のダメなところも、
「そんな自分もいるよね!」
と、ダメな自分、嫌な自分も自分であることを受け入れることが大切だと思うのです。

そのうえで、
「じゃあ、どんな自分になりたいの?」
「本当はどんな自分でいたいの?」
と、次の行動を見つけていける。

 ●自己肯定感が低い自分も愛しい自分

「自己肯定感が低いからダメなんだ…」
なんて、自分を責めないでね。

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人は、どんなに年をとっても欲張りに、「もっとこうなりたい!」と思えば、なりたい自分になれるのです。

そんな時には、自己肯定感が高いかどうかに満足はできなくなるでしょう。

前向きな時には、自己肯定感は低い方が良いこともあるのです。自己肯定感が低いことで、成長し続けていけるということもあると思うのです。

 ●自分なんてまだまだです!

そうやって、成長へと押し上げていけるから。


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