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窓クイズ【第6回】バックボードの選び方

【問題】

サッシのバッグボードに、有孔ボードを使う時があります。

有孔ボードを使う理由をは何でしょうか?

問題の条件

  • FIX窓

  • 天井裏の目隠しボード

解答のヒント

通常は孔無しのケイカル板を使用します





【解答】

答え:ガラスの熱割れ防止の為
正解した方は❤お願いします!

バックボードが有ると、ガラスとの間に熱が籠り、ガラスが割れやすくなります。

ガラスとバックボードの間に溜まった熱を逃がすため、有孔ボードを使う事があります。

※デザインや結露防止の可能性もあります

熱割れについて詳しい記事はこちら


補足、Q&Aなど

補足①:熱割れとは
太陽光の熱によって、窓ガラスが割れる現象。太陽光を受けたガラスは高温となりますが、一方で直接光の当たらないサッシ枠に飲み込まれているガラスの端の部分は、そこまで温度が上がりません。同一ガラス内での温度差が応力となり、許容値を超えると熱割れにつながります。

補足②:熱割れしやすいガラスの条件

  • 冬の晴れた朝

  • 南、東面

  • 網入ガラス

  • バックボードや厚手のカーテンがある

  • バックボードが濃色

  • サッシが淡色

  • ルーバーや庇、電柱(の影)がある

  • 面積が大きい

Q.有孔ボードは結露対策になりますか?
A.一概には言えませんが、結露対策で有孔ボードを使う事例があるのも事実です。ただし、一般的には天井裏に乾いていない躯体やロックウールがある場合は、逆に湿気が出てきてガラスに結露が発生します。

Q.2枚目の写真を見ると孔が塞がれているように見えますが。
A.孔が塞がれている場合は、デザインの可能性が高いと考えれます。

Q.埃が溜まりそうで、有孔ボードを使いたくありません。他に熱割れ防止策はありますか。
A.複層ガラスをやめ単板ガラスにする。Low-Eを中止する。強化ガラスに変える、などの対策が考えられます。
それぞれのガラスの特徴はこちらをどうぞ
【解説】窓ガラス全16種類|特徴と選び方

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