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どうして派遣だけ?在宅勤務の実状

コロナウィルスの影響で派遣先が在宅勤務を推奨しています。

在宅で副業をしているイグアナにとっては、家で仕事をするのに慣れているのでとうとう、仕事しやすい時代になったなと思っていましたが、実際は違っていました。

給料や仕事内容で正社員との差が出てしまうのは仕方ないのかと思っていましたが、健康に関わる部分で差別化されてしまうと派遣の強みである働きやすさがなくなります。

会社で感染者が出ると、保障のない派遣が暮していけないのでイグアナが派遣先で行動した内容も含めて記事にまとめました。

最後まで、お付き合いください。

コロナウィルスの影響で在宅勤務に挑戦

在宅勤務

2020年4月に日本で緊急事態宣言が出された流れで、大手企業でも在宅勤務体制を整えようとする動きになりました。

社員も派遣も関係なく、4月中に在宅ができるように整備してくれて嬉しかったのです。

まずは、各部署で1日に出勤する割合を50%以下にするようにお達しが出たので、社員とペアになって交互に在宅することになりました。

なぜ社員と交互なのかは後で話しますが、4月中は一気に在宅を始めたため会社へのシステムに繋ぐのに時間がかかり、サーバーに繋がなくてもできる仕事を中心にスタート。

ようやくサーバーが改善したのが5月中旬くらいでした。

四苦八苦しながら、徐々に慣れ始めたころに事件が起こります。

ワンタイムパスワードは社員だけしか持ってない

パスワード

先ほど、社員とペアで交互に在宅勤務をするようになったと言いましたが、理由は社内のサーバーに繋ぐために外部からだとIDと1分間で変わるパスワードが必要だったからです。

基本的に社員全員分はなく、部署の半数が持って後はペアを組んでパスワードを持っていない人は持っている人に電話して繋いで在宅をするというスタイルでした。

ここまでは皆平等だったのですが、6月からは派遣を除く全社員分が用意されました。

派遣の分はいつから補充されるのだろう?と思っていたら7月になっても補充されず、庶務の人に「派遣は借りられないのでしょうか?」と聞くと「派遣の方は、今まで通りペアの社員から聞いてやって下さい」と言われました。

納得がいかなかったので「どうしてですか?」と聞くと、「派遣の方は出張に行く方が優先です」と言われ、完全に差別だと思いました。

上長に相談すると、「他の派遣社員はパスワードをペアの社員から毎回聞いて対応しているし、君だけ特別待遇は出来ない」と言われ、感染者が増えている状況で、もし会社で感染者がでたら、仕事ができないことになります。

派遣社員に行き渡るようにお願いしていますが、いつになるか分からない状況です…

Wi-Fiは社員が優先

在宅といえばネット環境がないといけないですが、イグアナは副業で家にネット環境は完備していたので問題なかったのですが、同僚や他の派遣社員が家にネットを繋いでいない人が多く、出張用のWi-Fiを借りていました。

ただし、Wi-Fiも数に限りがあるので、社員が優先だったのです。

仕事をしないといけない状況は変わらないのに何で派遣だけ後回しというのが納得いかないですよね。

正社員との格差は仕方ないと思いますが、仕事の環境だけは同じにして欲しいものです。

ペアの社員がいないときは出社強制

社員が病気で、ずっと在宅だったり、出張に行ってしまったら派遣社員はどうすれば良いのかというと強制出勤をするしか方法がないわけです。

早く在宅用のアイテムが揃わないと、全社員が強制的に在宅になった場合に給料がもらえないということになるので、死活問題になります。

派遣から出たら、最悪契約を切られそう

こんな対応をして、もし感染者が出たら、最悪契約打ち切りなんて話になりそうですよね。

派遣に対する見方も厳しくなるでしょうし、良いことはないです。

白い目で見られながらも自分専用のパスワードをゲット

今後の状況も考えると在宅用の自分専用のパスワードを確保しておきたかったので、出張者が使う時には返す条件で、頭を下げて特別に借りることができました。

好きで在宅を選んでいるわけではないのに、こんな思いをしてパスワードをゲットしないといけない会社の状況は正直ヤバいです。

派遣にだって家族がいますし、親もいます。

早く、在宅体勢が整うことを切に願うばかりです。

在宅しにくい会社は時代に乗り遅れる

在宅をしていて思いましたが、在宅用のアイテムが揃えば仕事は十分可能です。

家で仕事をするとサボる奴が出てくるというのは偏見であって、会社に行っても仕事しない人は仕事しません(笑)

それに、在宅の方がよりライフスタイルに合わせた仕事ができるのです。

ただでさえ、日本の人口が減っているので、在宅を導入することは人手不足の解消にもなります。

また、在宅をすれば会社にいるよりもアウトプット(成果物)を要求されるので、仕事をしていない人はリストラの対象になると思います。

コロナウィルスが終息後も在宅を推進する会社は多くなり、働きやすさが拡大するでしょう。

つまり、在宅ができない会社または在宅にしにくい会社は、人材が確保できなくなるのです。


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