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常夏とやら

・この所、毎日かんかん照りだ。暑くてしょうがない、肌がヒリヒリする。


・光が眩しくてウッとなると、児童書の「手ぶくろを買いに」を思い出す。
子狐が巣穴から出た瞬間、雪に反射した光が眩しくて驚いて、目に何か刺さった!抜いて!と母狐に助けを求めるシーン。何で読んだのかな。教科書?

有名なシーン以外のどの場面でも、子供に見えている世界の純粋さ、その比喩が秀逸でよく覚えている。昔から字が好きだったんだなぁ。


・同じ東京でも、渋谷の暑さはレベルが違う。コンクリートや高いビルの照り返し、人混みのむさ苦しさ、逃げ場のない湿気。どうしろってんだ。極力近寄りたくない。


・元気に夏を迎えるのは2年ぶりだ。去年の夏は週に1~2回、削れない業務があった時しか家を出なかったから、私の肌は真っ白だった。家にいる時も何をするでもなく、2ヶ月床でくたばっていただけなので、全然記憶がない。

今年は7月も頭だと言うのに、既に焼けた。
早、あっつ、8月生きていけるのか、と感じるくらいには、ちゃんと外に出てる。


夏飲料の頭領(ドン)


夏だね。夏が来ました。
海が見たい。海沿いっぽい木々が見たい。
冬よりもじめついて、いくらかビビッドな、風物詩たちが見たい。

でも結局お家が好きなので、レースのカーテンから透けて見える、夏らしい青青とした空と、室内のほの暗さが共存する様が、いちばん好きだ。アクティブな景色はアクティブな人たちにお任せして、我々はクーラーの元でアイスを食べよう、ね。

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