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佐伯祐三アトリエ記念館 画家の足跡を辿る

2月11日に東京ステーションギャラリーの佐伯祐三の展覧会に行き、下落合に記念館があることを知り、早速翌日に行きました。
画家のアトリエが記念館になっているのは世田谷の向井潤吉のアトリエ記念館がありますが、向井潤吉のそれは美術館の別館の扱いであり、作品も展示されています。佐伯祐三の記念館には作品は展示されていません。入場料が無料ということもあり、絵画を展示する環境を維持するのは難しいのでしょう。
それでも、画家の足跡を辿るのは楽しいことです。

記念館は住宅地の中にあります。新宿区の施設になっており入場料は無料です。

アトリエの外観

佐伯祐三は下落合の風景を描いています。近隣を散策してみましたが作品の痕跡を見つけることは出来ませんでした。

アトリエの中は小部屋になっています。

アトリエの入口

アトリエにいると画材の匂いがしてくるような錯覚を覚えます。これは、向井潤吉のアトリエ記念館でも同じでした。
展示されている作品に既視感があったので常駐されているボランティアの方に聞くと、やはりコピーとのこと。実物は東京ステーションギャラリーに展示されています。作品中のテニスコートが記憶に残っていました。

東京ステーションギャラリーで見た作品
コピーが展示されています。ステーションギャラリーで実物が展示されています

隣の展示室にはアトリエの模型があります。模型&ジオラマ好きにはたまりません。

アトリエの模型
復元模型の説明

この展示室には妻の米子のことが記載されていました。

佐伯米子の作品

日曜日の朝一で行ったので、訪問者が私だけでした。庭にはベンチがあり、くつろぐことができます。

昨日、展覧会で多くの作品に浸った直後だけに、感慨深いものがありました。NHKの日曜美術館で展覧会が紹介されていましたが、アトリエに行ったことでもう一度実物を見たくなりました。


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