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家系図・ファミリーヒストリー作り

いろいろなひと、それは主に親戚のひとから、我が家の先祖のことを断片的に聞いていました。コタツを囲んだ雑談の中であったり、法事の時だったり。それらを紬合わせてぼんやりした家系図を頭の中で作りあげていました。

息子にはきちんとしたファミリーヒストリーを残したいと思い、聞くことができるひとたちが元気なうちに家系図を作ろうと思い立ちました。NHKのファミリーヒストリーという番組の影響です。

何から手をつけていいか、資料はどうするか、手探りで始めました。

まずは、遠い親戚を訪問し、その家に残っている書き物などを見せてもらい、伝承されている先祖のことを聞いたりしました。
私と同じで、親戚の人たちもいろいろな人から部分的に聞いたことしかないようですが、鍵となる情報を得ることができました。

次に戸籍謄本集めです。これには予想外に手間がかかっています。現在進行形の書き方ですが、まずは母方の先祖(曾祖父)を調べており、父方は後回しにしているからです。更に、その母方の曾祖母にまだ着手できてないからです。加えて、戸籍地を移していることも手間がかかる要因です。

我が家の戸籍はA市にありますが、20年前くらいに、祖父・曾祖父の死後に、ある都市(B市)からA市に移しています。
時系列にすると、
①曾祖父が実家を出てA市からB市で曾祖母と結婚する
②祖母が祖父と結婚する
③曾祖父、曾祖母、祖父は死亡
④戸籍地をB市からA市に移す
⑤母、祖母が死亡

祖母の戸籍を調べれば、大方のことは分かると思っていました。曾祖父はA市出身ですから、A市にすべての情報があると思っていました。しかし、全く違いました。調べている中で戸籍制度を知ることになりました。

戸籍の取得はすべて郵送ベースです。A市にホームページから申請書をダウンロードします。料金は750円。郵便局の定額小為替を購入しますが、1枚発行するのに100円の手数料がかかります。
A市には、母、祖母、祖父、曾祖父の4人分を申請することにしました。750円×4人=3000円。これに100円×4=400円の手数料がかかります。
封筒に、①A市所定の申請書、②定額小為替、③返信封筒、を入れました。

曾祖父の死亡後に戸籍をA市に移していたことから、曾祖父の戸籍情報はA市にはありませんでした。戸籍情報というのはB市からA市に引き継がれるものと勘違いしていました。さらに、結婚すると戸籍を離れますから結婚前の情報は限定的です。

結局、A市には祖父、曾祖父の戸籍情報はなく、戸籍地を移転した情報からB市に同じ申請をすることになりました。
B市のホームページから申請書をダウンロードし、郵便局へ行って定額小為替を購入し、、、、、、。

曾祖父は若い頃にA市からB市に出て、一家を構えていることは聞いていましたが、それを裏付ける戸籍謄本を取ることができました。
更に、いままで全く情報がなかった曾祖母もA市出身であることが分かりました。
しかし、曾祖父の出生の情報はまだありません。曾祖父の両親(ひいひいじいさんとばあさん)の情報を得ることができました。それをもとに、その両親のことを遠い親戚に聞くことができました。

昔の戸籍謄本は読みづらいですが、曾祖父の出生の戸籍住所が分かりましたから、再びA市にその住所の戸籍を取り寄せることになります。

こうやって地道に1つ1つの情報を集めるのは、手間がかかりますが、次第に点と点が線になり、面になっていく手応えはあります。

若いころに、祖母や親戚のお年寄りが生きている時にやればよかったとも思いましたが、NHKのファミリーヒストリーという番組の制作にはこのようなコツコツした作業を経ているのでしょう。



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