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タピ終了

タピオカでおなじみの『ゴンチャ』がコーヒーを売り始めるらしいですね。タピオカの終焉もここに極まれりという印象です。ゴンチャといえばそもそもがお茶専門店なので、"タピオカもさることながらお茶が美味い"を差別化ポイントにしていたはず。それがコーヒーって、建前もへったくれもあったものではないですね。

なんでコーヒー?についてはあくまで僕予想ですが、下記の通りかと。ゴンチャのメインターゲットはタピオカ好きの女子でしょう。なので、女子が好む新商品を出したところで新しい客層の開拓はできません。タピオカを注文していたお客さんが新商品に変更するだけ、というケースが多々考えられます。仮に新商品の単価がタピオカを下回る場合、客数増えないうえに客単価が下がるという逆効果にもなりかねません。

だからビジネスマンなどを開拓できるコーヒーに着目したんでしょう。しかもコーヒーは250円とかなり安め。タピオカはたしか1杯600円前後したはずです。まずは今までゴンチャに来たことのない客層も安いコーヒーで呼び寄せて、通ってもらううちにタピオカに興味もってもらって買ってもらおう的な作戦でしょうか。

企画会議などで上記のようなプレゼンが行われてこれでいこう!になったんだとしたら、大丈夫か?と思わざるをえません。
確かに新規客層開拓は超重要でしょう。だけど、客目線で言ってゴンチャでコーヒー買う理由がないです。ゴンチャがあるようなそこそこの街中ならスタバを始めとするコーヒーショップも必ずあるでしょうし、セブンなどのコンビニコーヒーだってあります。わざわざタピオカ屋でコーヒー買わずとも選択肢は無数にあります。どうも顧客不在のまま方向性が決まってしまったような気がします。

他にも肉汁餃子の『ダンダダン酒場』が『ダンダダン』に名称変更するというニュースもありました。コロナで居酒屋業態が厳しくなってきているので、飲み屋イメージを払拭するためでしょう。塚田農場も一部の店舗を塚田食堂にして定食推しでいくらしいです。

これまでのキラーコンテンツが使えなくなった企業がなりふり構わず他分野に殴り込みをかけてきます。彼らが競合になってしまっても戦えるような魅力を僕ら個人店も普段から意識しておく必要がありそうです。

いやー、お金を頂ける文章とは思いませんが、頂けるというのなら受け取らせて頂くこともやぶさかではございません。