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喜んでほしかっただけなのに

悪いことをしたわけでもなく、むしろ相手のためを思ってしたことでも善意が伝わらないこともある。


先日記事にしたゲーム、モンスターハンターライズを夫婦揃って遊んでいる。
スイッチは一台しかないが、データは3つ作れるためそれぞれでキャラを作成。協力プレイこそできないものの、共通の話題ができて楽しい。

しかし、今日事件が起きた。

一足早くゴールデンウィークが訪れた夫は、仕事でゲームできない私のために、良かれと思って私のデータを進めたのだ。

強くて私が倒せなかったモンスターを代わりに倒し、お金がなくて作れなかった装備等を作ってくれていた。
モンスターを倒したことはただただ凄いなぁと思ったが、同時にゲームにめちゃくちゃハマっていた私の情熱はスーッと消えた。


夫は効率の良いプレイを重視し、攻略をどんどん調べ早くエンディングを目指す遊び方。
反面私は寄り道をし、会話分岐も全て回収し、エンディングを先延ばしにする遊び方をする。(そのためエンディングを見る前に飽きることもよくある)

遊び方は自由なので押し付けるつもりはない。
しかし今回みたいなことが起こると、本当に気持ちが萎える。
ある種の潔癖症というか、人の手が入ったデータが異質のように思えてしまう。

やんわりと「次からは止めて」と伝えると、私が喜ぶと思っていた夫は寂しそうではあった。
器が小さい私でごめんなさい。


家や仕事の場面において、良かれと思ったことが相手にとっては歓迎されないことは割とある。

そういうときに怒ったり、落胆するのではなくて、ただただ違いを楽しめる懐大きな人になりたい。
……ゲームでこんなに感情が揺さぶられてしまう私には高過ぎる目標か。




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