諦めの価値

森博嗣の本に絶賛はまり中
諦めの価値 を読んだ

森先生の言葉はかなり痛快
そんな見方で生活しているのかぁと関心する
ここまではっきりとした考えを持つと人間関係で悩むってこともあまりないのかもしれないなぁ
心に染みる言葉は アプリ「ビブリア」のメモ欄に記録している

「正しい諦めが成功に導く
周囲からの評価ではない、自分自身の満足
成功は諦めでできている
アプローチする方法の変更も諦めの一つ
何かを集中するために他を諦める」


例えば、スポーツ選手は、恋愛を諦めて練習に励んでいる人もいるだろう
留学のために付き合ってた人と別れる人もいるだろう
意外にも気付いてないだけで諦めながら生活している
スパッと諦めた方が(後を引きずらない)
諦めずに行った別の何かの成功につながるかもしれない

「非難されたら敵だという反応」
「理性とは自身の欠点を理解して自分に対して本質的な指摘をしてくれる他者の言葉に耳を傾ける」


幼少期から、両親や先生に注意されると妙に傷ついたり、
大人になってからもそういうことがある
最近できてきたなぁと思うことは、他人の注意を感情抜きで受け止めること
失敗した時、感情的にならず冷静に分析すること
理性的に物事を捉えるように努力している
まだまだだけど、、、、

「先入観を持って期待するほど 簡単に離れられなくなる
一歩引いたところに立ち 一つのものに視点を集中させず 常に周囲に目を配るように心がける
何にでもすぐ諦められるように別の道を確認する」


期待しすぎるなということ

「自分に対する評価に不満がある
人間の精神は人を恨みやすい 
そういう思考に落ちやすいことを自覚する」


他人と比較しすぎることは誰しもある
理想的な進路を想像し、その通りに行かなかった際不満を覚える
他の人がその道を歩んでいたら、、恨みそうになる
ただ、こういう感情を抱く自分が好きではない
ああ、また人を恨んでいると客観視して、できるだけ負の感情を持続させないことが大事なのか

「人と比較するのも諦め世捨て人のような人になった」

この境地に至るにはまだまだ時間がかかりそうだけど
森先生はまさに世捨て人

森先生の言葉はグサグサ心に刺さり
自分はなんて愚かな考え方なんだと思えてくる
この本に出会って、今までの30年の人生で諦めてきたこと、色々振り返った
そしてこれからもしかしたら諦めないと行けないことも出てくるだろう希望を持つことはもちろん大切だけど
どうにもならない時は、スパッと諦めることも大切なのかもしれない

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