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ふくろうエッセイ

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アフリカオオコノハズク、「天羽(あも)」オナガフクロウ、「木魂(エコー)」「ふぐ」について書いたエッセイ
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フクロウとの生活 2022年3月

フクロウとの生活 2022年3月

2022/3/15 ふぐお迎え記念日である。一緒に生活して1年が経過した。奈良のフクロウカフェから連れて帰り、羽根が折れて飛べないことや、吐き戻しなどのトラブルに見舞われながらも1年を無事に過ごすことができた。あもとの相性は相変わらず悪く、時々一触即発な事件も起こるけど、それぞれノビノビ暮らすことができている。

あもをお迎えして2年3ヶ月経過した。フクロウを知り、頭の中がフクロウのことばかりだっ

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フクロウとの生活 2021年12月

フクロウとの生活 2021年12月

 2021年、冬が来た。ふぐにとっては初めて一緒に過ごす冬。あもにとっては3回目の冬。2021年10−12月振り返っていこうと思う。

 この3ヶ月間で、変化のあったことといえば、夜21時以降にふぐを繋留したのち、あもタイムを儲けたことだ。あもとふぐの衝突は依然として勃発するが、やはりふぐの方が体格がでかい分有利。あものプライドが傷ついてきているなと感じたため、あもタイムを作った。あもタイムの合

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フクロウとの生活 2021年9月

フクロウとの生活 2021年9月

 今年の夏はとっても特別だった。オナガフクロウのふぐと過ごす初めての夏だからだ。オナガフクロウは、北欧、北米というかなり寒い場所に生息する種類だ。−30度〜15度の世界に住んでおり、日本の高温多湿の環境が苦手であろう。ふぐは既に5回日本の夏を過ごしていた。ただ、フクロウカフェのようなビルの中、湿度も温度も安定している場所ではなく、日本の特徴的な木造の家である我が家の環境はかなり厳しいものだろう。気

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フクロウとの生活 2021年6月

フクロウとの生活 2021年6月

偶然が重なった運命的な出会いについて綴ろうと思う。
はじめまして。オナガフクロウのふぐです。

2021年3月上旬、出張中の夫から、急なお誘いが。ANAのスカイコインが溜まっており、期限が3月末なので、片道分の航空券が買えるぞとのこと。このコインで、夫の出張先、広島に行くもよし、別の場所に行くもよしとの提案。薄情な私は広島へ行く選択肢は10%程しかなく、兼ねてより気になっていたフクロウカフェがある

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フクロウとの生活 2021年3月

フクロウとの生活 2021年3月

 2020年12月24日にオナガフクロウのエコーが亡くなり、1人寂しく年末年始を過ごした。こんな傷心の時に夫が長期出張で近くに居ないなんて、ただただ悲しかった。日々の生活の中、癒しはあもであった。あもとの関係性をもっと深めるためにも、定期的に腕の上にきてもらった。最初は腕の上が落ち着かず飛んで逃げようと必死だったけど、だんだんと慣れてきたようで、長いときは3時間ほど滞在してくれる時もある。
 
 

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フクロウとの生活2020年12月⑥

フクロウとの生活2020年12月⑥

2020年12月フクロウとの生活を書いたエッセイ
最後を締めくくる話は、とても切ない内容。

 12月5日、アンクレット交換をしてから毎日夕食後エコーを据えることを日課にしていた。据えながらNETFLIXをみたり片手でゲームをすることが日課だった。11月から2か月ほど夫が長期出張でいないこともあり、本当に気ままな生活をしていた。一人で寝室に行くことが嫌すぎて、リビングのソファで寝ていた。エコーをソ

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フクロウとの生活2020年12月④

フクロウとの生活2020年12月④

 11月26日、お迎えして初めて大きな羽根が抜けた。6月に生まれ、幼鳥から大人の羽根に生え変わり、その後初めての換羽なのかもしれない。もしくは、以前の残り?あもとエコーの配色はどちらも白黒灰色なので羽根も似ており見分けがつかないかと思っていたが、よく見ると模様が違うのである。また、触り心地もエコーの方が少し膜を張った感じで固めである。あもはふわふわである。今回はしっかりと換羽期の周期も観察できるよ

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フクロウとの生活2020年12月③

フクロウとの生活2020年12月③

 2020年10月25日から11月15日までの3週間、風呂場で生活した。基本的に夕方家に帰ったらリビングに連れていき、お風呂を掃除して、私自身お風呂に入る、夜寝るときにお風呂場に連れていくといった生活だった。
 慣れていないフクロウを放鳥させて生活するのはかなり大変だった。まず、捕まえようとしても飛んで逃げてしまう。特に高いコーナーに移動してしまう。コーナーは簡単に外せるタイプなので1つずつ外して

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フクロウとの生活2020年12月②

フクロウとの生活2020年12月②

2020年10月10日、我が家に新しいフクロウ、エコーが到着した。到着してすぐ先住フクロウのあもと対面させた。あもはエコーの入るキャリーバッグをすごく気にしていた。キャリーバッグからエコーを出した際、あもは思いっきり威嚇した。しかし残念なことにタイミングが悪かったのか扇を広げながらペリットが出てしまった。威嚇半減、、、、エコーはキョトンとしていた。
エコーを繋留し、あもは放鳥させた。あもは、エコー

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フクロウとの生活2020年12月①

フクロウとの生活2020年12月①

10月から12月の3か月、色々なことが起こりすぎて1200文字にまとめることが不可能である。つらつらと綴っていこうと思う。まずは、エコちゃんお迎えまでの話をまとめよう。

2020年4月、フクロウを認識して、初めて経験する雛ラッシュ。あらゆるフクロウカフェのSNSで、雛入りました~などの投稿を目にするたび、ああ、可愛い、迎えたいという気持ちになった。どういう種類を迎えたらいいのか、ずっと考えていた

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あもとの出会い②

夫にアモの里親を募集していることを伝えた。夫も、アモを可愛いと思っており、同様に飼いたい気持ちをもったようだ。話を詳しく聞くため、次の日フクロウカフェの店主に問い合わせた。アモ、2017年10月11日生まれ、雄という情報をもらった。つい先日2歳の誕生日を迎えたみたいだ。翌週、もっと話を聞くため再びお店に行った。値段のことや、アモの背景、飼育方法など色々聞いた。次の日ぐらいに迎えたい気持ちが抑えられ

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あもとの出会い①

秋のにおいを感じると色々なことを思い出す。
それぞれの季節のそれぞれの匂いで様々な思い出が蘇るのは人類共通の感覚だろうか。
2019年10月26日、人生で初めてフクロウカフェに行き、あもと対面した。出会ってから1年経過したことになる。あもとの出会いと迎える日までのことを、今一度まとめようと思う。
 
2019年、梅雨の時期に家を探し始めた。首都圏の家はなんて高いのだろう。駐車場も含めて月に12万円

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フクロウについてのブログ

フクロウについてのブログ

フクロウを飼っているが、先日もう1羽迎えた
オナガフクロウという種で名前はエコー(ECHO)という

日本国内では飼育者が少ない種である
あもを迎えた時もそうだが、毎日新しいことの発見でどんどん言葉が溢れている
付き合いたての頃と同じ感覚
日々キラキラとしている
そんなフクロウのことを書いたブログがある
https://maddy-owl.muragon.com/

何かにかける情熱は時と共に減り

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フクロウとの生活6月②

フクロウとの生活6月②

最近新たに設けた止まり木が台所にある。3月頃からやたらと台所に行きたがるようになり、そのまま滞在することが増えた。台所といっても、火を使うガスコンロやシンクの方には決して行かない。食器棚がある方に止まるのだ。お菓子の箱にチラシを敷き止まり木をセットして棚の上に置き、ここに行ってもいいことを覚えてもらった。ただ、あもは、用意した止まり木にも行くけど、棚の上にある電動ミルのコンセントに執着している。か

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