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力の解放


『BLEACH』という作品に、
『卍解』というものがあります。

これは、自身の能力を理解し、
己の持ち味がわかったことで初めて、使う事のできる「必殺技」みたいなものです。

残念ながら、作中でもこれができる人はごく僅かだと言われています。

現実世界でも一緒です。

よく、自己啓発本とかにある、
「自分に付加価値をつける。」という考え方がありますが、これは日本人向けではないと考えています。

それよりも、
「自分の事をよりよく知る。」
ということの方が重要な気がします。

「自分の事を知る。」という行為は、
『人間が生まれてから、最も難しい行為。』だと思われます。

なぜなら、
「自分という人間も変化しつつ、その対象を見るということはできない。」ということです。

よく、『メタ認知』という概念がありますが、
これは、なかなかできるものではない。
できたとしても、「できている。」と思っていることが間違いだったり、、、、

むじぃ。。。

ですが、ある程度生きていけば、
「自分には、これが得意であり、これが苦手である。」ということがわかっていきます。

そうすることで行われていることは、
『常に引き算』なのです。

それは、「自分にはできない事を知る。」という辛い行為でもあります。

私も、若者だった時、
全てのものに可能性を感じて、
全てのことができうると信じていました。

ところが、人生そんなに甘くない。

「結局、できていたことは、自分が知らないうちに、自分の得意なことを繰り返していただけにすぎない。」

という事実に気がついたからです。

これを知ったのは、
今の仕事「パチンコ屋」「雀荘」です。

何の縁かわからないですが、
「これらは、私にとってはとても不得意な分野で働いている。」
ということに気が付きました。

麻雀そのものに関しては、
勝負の世界で生きてきた経験があるので、
プレッシャーや独特の重力には慣れていますが、
やはりキャリアだ40年のおじいさんには負けます。

どれだけ、理論的には、勝ち得る事実を元に動いていても負けます。

それは、シンプルに「量」が足りていない。

ぶっちゃけ、私がぶち当たった、
「できない。」「失敗した。」ということは、
単純に「量」が少なかったことに気が付き始めたのがこの頃です。

ですが、そこからは簡単です。

「何に対して、『量』を投資するか?」

パチンコ、パチスロを打つことでもないし、
フリー麻雀で打つことでもない。

タバコを吸うわけでもないし、
酒を飲んで楽しむことでもない。

周りに合わせて、動くことでもなければ、
たった一人だけで、動くことでもない。

自分の能力の特化ポイント、
引っかかりかある部分だけを伸ばす。

今更、私が『協調性』を重きにおいても無駄なだけです。

今更、私が『賭け事に勝つ』ことを重きにおいても無駄なだけです。

自分が見つけた、自分の才能を育てる。

これだけで、戦える。

ただ、一つだけの能力を育てるなら、それでいいのですが、、、、、

『総合能力』はどうやって伸ばせば良いのでしょうか???

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