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コロナ休校ウィーク日記_07

コロナ禍で新年度の事業の見通しも立てられず、少しずつ担当の仕事量が減っている状況。良くも悪くも、息子の自宅学習サポートに使える時間が増えてきた。


4月13日、月曜日。
先週で息子の学童も終わりにしたので、今日からは本当に家族以外に会わない日が始まる。行き場のなくなった子どもたちが気の毒で、学校のママ友と一緒にZoomを使った朝の会を企画した。毎朝決まった時間にZoomで繋いで、生活リズムを作ったり、1日の立ち上がりをスムーズにする目的。たった30分程度だけど、よく知る友だちと画面上で話せるのは楽しいみたいで、操作方法もすぐに覚えてしまった。小学生、バーチャル背景を見せ合ってケタケタ笑っている。その笑い声すらなんだか切ない。

塾の方は、電話やメールで質問ができるようになり、早速息子が課題で腑に落ちなかった問題の質問をしたら、先生から「うーん、良い質問ですね!」と言われて照れていた。親は、こんなレベルの質問をしちゃって良いのかな?と思うけど、先生いわく「質問のやり取りの中であいまいな点を補強していくのが大事だから大丈夫ですよ」とのこと。やさしい。


4月14日、火曜日。
今日も息子は算数の疑問点を電話で質問。3日連続で塾の先生とコンタクトを取っている。明日も聞きたいことがあるらしく、夜のうちにわたしがメールで質問内容を送っておくことにした。息子はこれまで塾の質問教室にはあまり行こうとしなかったけれど、質問の仕方にも学びがありそうだし、毎日10分でも先生とコミュニケーションが取れるのは貴重だから、続くと良いな。


4月15日、水曜日。
昨夜メールで送った質問に対して、意外と早く先生から回答があった。これで4科目とも担当講師と話せたし、電話のついでにわたしも科目ごとの相談ができた。

実は、息子はこれまで家庭学習をいっさい塾に提出しないスタイルを貫いていたので、今回はじめて家庭学習のフィードバックをもらっている。提出を渋るのは「宿題のテキストを全部やっていないのがバレるのがイヤだから」という理由なんだけど、塾からは「全部はできなくて良い、取捨選択して取り組んで」と言われているのだから、そこは気にしなくて良いのになぁ。息子は少し意固地なところがあって、もう少し素直に先生を頼ったり、アドバイスを聞いてくれれば、もっと伸びると思うんだけど…。

わたしの方は家族が快適な仕事(勉強)空間を作るため、ヘッドセットやスマホスタンド、ブルーライトカットのフィルム、アーロンチェアやシュレッダーなど在宅勤務に必要な周辺機器をamazonで比較検討。このあたりの機器は一気に需要が増えたようで、ほどよい値段のヘッドセットはのきなみ売り切れていて、高級路線かゲーム用のものしかない。品切れや物流が怖くなり、コピー用紙やインクカートリッジも抜かりなく補充しておく。なんだか総務の仕事をしている気分。


4月16日、木曜日。
わたしは仕事で大事な会議のある日。息子は自宅で月例テストの日。お互いの空間を尊重しながら半日を過ごした。

息子は国語の記述の時間が足りず、最後は半泣きで取り組んでいた。わたしの方も、今日の会議で決めてしまいたかった事案が先送りになり、泣きそうな気持ちに。コロナがいつ収束するのかがキーになる案件なので、この状況ではなかなか決断ができないとはいえ、困ったなぁ…。


4月17日、金曜日。緊急事態宣言が全国に拡大。
今日はもともとは任意の登校日だったけど、状況の悪化を受けて4月中の登校日はすべて取り消しになった。近所の総合病院からも医療従事者の感染が出て、新規の外来が休止に。月末に経過観察MRIの予約を入れていたけどキャンセル。この病院にはママ友も勤めているし、心配だなぁ…。

そんなわけで登校もなくなり、息子は今日も粛々と自宅学習。わたしは取引先とZoomで会議。もはや初対面でもZoomで挨拶で違和感なし。アフターコロナにおいては、”初めてのご挨拶に行く”といった(無意味な)ビジネス習慣もなくなりそうだし、これに限らず、対面でのビジネスシーンが一気に変わりそう。


4月18日、土曜日。4月19日、日曜日。
息子は塾の土特スケジュールにのっとって、5時間ぶっ続けの勉強をスタート。教材の管理やわからない問題に付き合う親も大変なのだけど、今回は塾の動画がある分だけ前回よりマシか。

夜はクラスメイトのママ友たちとZoom飲み会。子どもたちも乱入してわちゃわちゃ楽しい。みんな少し髪が伸びていて、少し太ったかもね?と茶化しあう。
久しぶりに賑やかな夜だった。

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