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コロナ休校ウィーク日記_08

今週も家族でひたすら自宅にこもる日々。テイクアウトやデリバリ、お取り寄せを含めても、1日3食の献立を考えるのが億劫になってきた。モチベーションアップのために数年ぶりにレシピ本などを数冊購入。が、amazonで入荷制限がかかっており、楽天Bookから届くのは1週間後…。


4月20日、月曜日。
息子、塾の勉強はスケジュール通りコツコツ取り組んではいるものの、ずっと自学で達成感がない状態だし、学び合う相手がいなくて明らかに刺激不足。集中力も下がっている。反面、塾の先生から電話があるとピリッとする。先生に「どこがどうわからないのか、ちゃんと言葉で説明して」と言われてモゴモゴ。電話だと具体的に話さないと通じないからね。がんばって!

夜、Netflixで『鬼滅の刃』と『キングダム』を1話ずつ見比べて、気に入った方を家族で見始めようということになった。どちらも1話からわりと残酷だったけど、息子はキングダムが良いと。いわく、歴史に殺戮はつきものだから平気、でも鬼は得体が知れなくて怖い、とのこと。リアリストだなあ。

息子は幼児の頃から刑事ドラマや歴史ドラマが好きで、殺人事件や戦争シーンも平気で見てきたのに、ハリーポッターやもののけ姫などのファンタジー(?)は怖いと言う。ともあれ、翌日からは毎晩キングダム!


4月21日、火曜日。
わたしは午後から仕事で取引先のところへ。久しぶりの電車とタクシー。久しぶりすぎて、電車に乗ることに罪悪感すら覚える。ターミナル駅はずいぶん人が少なくなっていた。駅ナカの本屋さんがポツンと営業していたので覗いてみたけれど、欲しかったカミュの『ペスト』は売り切れだった。

息子の受験勉強について、あまり手を広げすぎるのも良くないかなと思いつつ、他塾のオンライン講座をいくつか申し込んでみた。カンフル剤になるかしら?
通うには遠いと思って通塾候補から外した塾が、オンラインになって再び選択肢になりうるの、一周まわった感がある。


4月22日、水曜日。
毎朝のクラスメイトとのZoomでの30分コミュニケーションが最近の息子の楽しみ。子どもたちだけでワイワイやってて、ときどき弾けるような笑い声が聞こえてくる。早くみんなと会えるようになると良いな…。

それにしても、ステイホームが長期化すればするほど、勉強だけじゃなく、親の社交性やリテラシーの有無で子どもの交友関係にも差がついてくると実感。情報収集やコミュニケーションに長けている親は、学校がアテにならないこんな状況でも、まわりを巻き込んでオンラインでも子どもの居場所を構築できる。でも、それができない親もたくさんいる。早く手を打たないと、孤立する子どもがどんどん増えるのではと危惧。

そして、息子も勉強のモチベーションは落ちていると思うけど、わたしも負けじと仕事のモチベーションが落ちている。今日も企画会議があったものの、「今できることを!」と言われても、先が見えなさすぎて企画を立てる気分にもならない。鬱々とした気持ちで過ごす。


4月23日、木曜日。
仕事で先週から持ち越しになっていた案件の決着がつく。毎年いちばん力を入れていた仕事が、今年はコロナの影響でついになくなった。決まるまでは悶々とする毎日だったので、これで良かったという安堵と、ぽっかりとした空虚さがないまぜになった気分。

気分を変えたくて、家族で1時間ほど近所を散歩した。自宅から徒歩30分圏内にいくつか中高一貫校があるので、受験のモチベーションアップも兼ねて。もちろん校内には入れないけれど、学校までの最短コースや寄り道コース、周辺の散策はワクワクして楽しかった。息子もかなり体力が落ちていそうだけど、わたしは10分歩くのすら久しぶりすぎて脚が筋肉痛。歩いただけなのに…。


4月24日、金曜日。
本日、仕事は休業日。職場が雇用調整助成金を申請するとかで、おそらくこれから週休3日になりそうな予感。正直、わたし個人の仕事量は減っているので、週休4日でもまわせると思う。今のところは給与100%保証で休みが増えるのだからありがたいのだけど、長期的にはどうなるのやら。

仕事が休みなので、今日もコースを変えて家族でお散歩。昨日とは反対方面にある学校周辺へ目的もなくブラブラと。サッカーボールを片手に公園にも寄った。見上げた空が抜けるように青く、花壇にはカラフルな花が咲き乱れていて、もうすっかり外は春なんだなぁと遅ればせながら体感した。


4月25日、土曜日。
いつもの塾の土特のスケジュールに加えて、他塾のセミ・オンライン授業を受講。講義自体は録画だけど、オンライン上で同じ時間に受講者が集って問題を解き、サポート役のスタッフとチャットで交流できるというスタイル。チャットというコミュニケーション方法は、小学生には新鮮だったらしい。今後もあるのでタブレット用のキーボードを購入。ブラインドタッチを少しずつ練習しようね。オンライン授業が主流になると、そのうちApple pencilとかも必要になるのかしら…。

そして、ついに息子の通っている塾からもオンライン授業開始の連絡あり。Zoomで双方向授業+いつでも見られる動画+電話での質問、のセットは魅力的。GW明けからスタートするようで、別途検討していた他塾の志望校別特訓をどうしようか悩む。他塾にあれこれ広げるより、まずは通っている塾のコンテンツに集中した方が良い気もする。気になるサービスは多いけど、あまり増やしすぎても負担が心配。

自分の子どもがどこまでキャパがあるのか?どんな勉強方法が向いているのか?いま必要なことは何か?いま不必要なことは何か?
選択肢が増えれば増えるほど、親のわたしの焦りと混迷も極めていく…。


4月26日、日曜日。
塾の月例テストの結果が出た。成績はやや下がり。やはり自宅だと集中力が削がれるのか、算数は凡ミス連発。国語も時間オーバーで珍しく記述が白紙だったのが響いた様子。いつもは記述で稼ぐタイプだからこれは痛い。本人は、社会が1問ミスだったことにショックで悔し泣きしている。算数の方を気にしてよ…と思いつつ、やっぱり得意科目にはそれなりの矜恃があるのだろう。ずっと低迷していた理科が半年ぶりくらいに目標に到達して、こちらは自信復活。

それにしても、テストによるコース昇降がないと、親子ともに緊張感がなくなるなあ。来月の月例テストも自宅で実施ということだけど、Zoomで繋いで一斉開始にするだけでも緊張感が違うと思うのだけど。

午後は送られてきた塾の保護者会の動画を視聴。やっぱりオフレコ話ができない分、いつもより内容が退屈な気がする。でも、担当の先生の姿とメッセージは息子の刺激にはなったよう。

塾の個人面談用のアンケートを書きながら、先生への相談事を思い浮かべては自己解決して、を繰り返す。親が把握している課題については対応策もわかっているので、あとはそれをやるだけなので、特に相談することがない…。とはいえ白紙提出ももったいないので、先生から見て息子に合いそうな学校と、家庭で気づいていない課題もあるだろうからご指摘くださいと記入して提出。しかし面談はいつになるのやら?


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