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コロナ休校ウィーク日記_10

休校日記も10週目に突入。春休みを含めてとはいえ、もう70日も「密」な家庭生活を過ごしていることになる。そして、どこにも行かないゴールデンウィークが始まった。


5月4日、月曜・祝日。GW3日目。
息子は塾のGW特訓テキストを自宅でこなす3日間を送っている。今日は10時半〜18時半で特訓2日目が終了。困ったら呼んでねと言っておいたけど、昨日と同じ時間割だし、どこを解くのかは先生の指示通りなので、特にわたしの出番はなかった。なので、断捨離が進む進む。今日はわたしと息子の服。冬服はクリーニングへ。あまり捨てられなかったので、断捨離というか単なる衣替えだけど、新しい季節を迎える準備ができて気持ちがスッキリ!

合間にTwitterを見ていると、お子さんと一緒に問題に取り組んでいる親御さんもちらほらいる様子。わたしは子どもと距離が近いとギスギスしちゃうし、勉強自体にはそこまで寄り添えないけど、きっと親子でバトルするのは子どもにとっては楽しいだろうな。サポートの仕方もいろいろだなあと参考になる。

そして、家庭教師のバイトをしていたときのことをふと思い出した。生徒の自宅にコピー機があること、生徒がお母さんにコピーを頼んだり暗記カードを作ってもらっていたり、親のサポートが随分と手厚いことが驚きだった。生徒は中学生だったので、中学受験の名残だったのだろうと今ならわかる。当時、大学生だったわたしは、「随分と親に甘えた生徒だな、暗記カードは自分で作らないと意味ないよ」と心の中で思っていた。自分が中学生のときは、勉強のやり方や内容に親がかかわることなんてなかったから、親子二人三脚の受験の世界を知らなかった。


5月5日、火曜日・祝日。GW4日目。
息子のGW特訓最終日。朝から国語の記述で「文字数が入らない!」と絶望して泣いている。疲れが出ているのかも?「休憩したら?」と提案しても、意地になってやっているので、がんばれとしか言えない。その後、自分なりに落としどころを見つけたみたいで先に進んでいたけど、これができるようになっただけでも進歩だなと思って見ていた。2年前は「できない!」と泣いて、手助けしようにも「できるまでやる!」と意地になって、その問題から先へ進めずに時間を費やすことが多かったから。(特に算数)

今日の断捨離はいよいよ食器。わたしは食器が好きで、放っておくとどんどん増えていくので、まだ使えるけれどもときめかないモノは感謝の気持ちで処分。子ども用のイラストの入った食器やお弁当箱も処分することにした。思い出がたくさんあって寂しいけど、もう役目は終わったから。(でも特にお気に入りだったレオ・レオニのフレデリックの小さいお茶碗だけは唯一残した)ついでに、いつのものかわからない調味料など、冷蔵庫の後始末もがんばった!

断捨離を進めているものの、絵本と写真の整理には手がついておらず。写真は枚数が多いものの整理するだけだから、気合を入れれば何とかなるけど、絵本は毎晩読み聞かせていた思い出が染み込んでいて、なかなか捨てられないんだよなぁ…。もう少し取っておこう、と先延ばしにしている状況。

ともあれ、GW特訓を3日間完走したので、夕食は出前のお寿司で中締め!この3日間、息子は一歩も外へ出ておらず、勉強が終わってから見る『キングダム』がストレス解消になっていたらしい。なんとも健気だなぁ…。わたしも息子が寝た後にひたすらNetflixを見ていたけどね。


5月6日、水曜日・休日。GW5日目。
GW最終日は塾の模試。もちろん自宅受験。模試中、息子の部屋から「うわー!マジかマジか、ちゃんと読んでなかったー!大失態した!!」などいう叫び声が聞こえつつも、テスト自体は集中して受けられていたと思う。ランチをはさんでの長丁場だったけど、「GW特訓よりは短いからマシ」とのこと。

わたしの方は、つらつらと去年のGWのことを思い出していたら切ない気持ちになってきた。たった1年前の出来事がまぶしいわ…。


5月7日、木曜日。
GWは終わったけれど、ずっと在宅勤務に変わりはないし、良いお天気だし、休日気分が抜けない。Zoom会議を1件こなして、あとはもうズルズルと過ごしてしまった。

GW中は勉強を頑張っていた息子も、模試が終わって集中力が切れたのか、今日は朝からずっとバルコニーのデッキチェアに寝そべって読書してる。気持ち良さそう。わたしもビール飲みたくなってきた。たまにはこんな日があって良いか。


5月8日、金曜日。
わたしが仕事している目の前で、先日の模試の自己採点を始めた父子。気になって仕方がないじゃないか。記述の採点で意見が割れているけど、息子の採点はちょっと厳しすぎるきらいがある。理科の採点で安定の泣きが入り、「人生終わった!」とおおげさに騒いでいる。そんなことで人生は終わりません!と喝を入れる金曜日。


5月9日、土曜日。5月10日、日曜日。
GW中はZoom朝会を休んでいたため、そのままズルズルと朝起きるのが遅くなっている。息子は12時間近く寝ているのに、まだ眠いと言ってるし、成長期おそるべし。週末は塾の土特テキストをこなし、模試の解きなおしをし、そして迷った末に通っている実験教室へ行くことにした。

まず、近所以外の外出が久しぶりすぎて、持ち物の準備がおろそかになっている。マスクは忘れないのに筆記用具を忘れそうになるとか、以前の息子は持ち物系はわりとしっかりしていたのだけど、もはやアテにならないな…。電車は避けて車で送迎。タクシーアプリを使うのも久しぶり。

コロナ対策のため教室は少人数制になっていて、とはいえ1ヶ月以上ぶりの対面授業。親以外の人とコミュニケーションを取るのも同じぐらい久しぶりのこと。頭の回転や反射神経が鈍くなっていないか、積極的に参加できるか心配だったけど、すぐに感覚を取り戻しているような気がする。

同じ班のメンバーで笑いながら実験を進める姿は、コロナ以前ならば他愛もないシーンなのに、なぜか目頭が熱くなった。やっぱり学びには子ども同士でのやりとりが必要だと強く感じた。早く、普通に学校や塾の授業ができるようになってほしいと願うばかり。

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