見出し画像

コロナ休校ウィーク日記_02

3月9日、月曜日。3月10日、火曜日。
2日間とも、午前中は家庭教師の先生に来てもらい、これまでの算数の総ざらいテストを実施。他塾で講師をやっている先生が持参した教材で、2日間で計6時間、全単元をひと通り解き終わる。息子はマンツーマンのスタイルは初めてなこともあり、その密度の濃さがキツかった様子。

リビングの向かいで仕事をしながら様子を見ていると、息子がどの部分で手が止まるのか、またテストの結果からどの単元が定着していないのかが一目瞭然でわかる。先生はずっと隣で息子の解き方を見ていて、「ここはこうやって整理すると早い」「使った条件は消し込んでいこう」「筆算しすぎ」など、ときおりチェックが入る。

先生から見た息子の総評は、「真面目。粘り強くあきらめずに考える力がある。ただ、慎重さゆえ時間を使いすぎている」とのこと。こうやって客観的な意見が聞けるのはありがたい。計算処理や筆算のクセなど、すでに身についてしまっている部分を今から変えるのはなかなか難しいかも、と思いつつ、条件整理の仕方や図形の解法手順など、使えそうなアドバイスは取り入れようね、と息子と話した。そして、もう少しテンポ良く問題数をこなしていくように意識しなくては。

午後から息子は学童へ。室内だけど、軽いボール遊びなど身体を動かす遊びもできて、良いリフレッシュになっているようだ。なにより、友だちと会えるのが楽しみで、学童の時間があるから勉強も頑張れるという。遊びと学びのメリハリがつけられるし、在宅勤務ははかどるし、親としてもありがたい。


3月11日、水曜日。
東日本大震災から9年。なんとなく、今のコロナの状況と比べてしまう。
午前中は勉強に付き合い、午後から1週間ぶりに出社。同じ部署でここまで長く在宅勤務をしているのはわたしぐらいなので、同僚から「久しぶり~!」と歓待を受ける。別にイヤミなどではなく、子どものいる家庭の事情に理解があって、上司も同僚もみんなやさしい。家族以外と話すのが久しぶりでうまく喋れない自分にもびっくり。息子は19時まで学童で大喜び。


3月12日、木曜日。WHOがパンデミック宣言。
午前中に家庭教師を依頼。前回のテストで炙り出された算数の苦手単元について、追加の演習をしながら解き方・計算方法の改善ポイントなどアドバイスをもらう。息子は図形全般と、条件整理がややこしい特殊算が苦手な様子。それでも本人は「図形は得意」と言い張っているから、事実と自己認識にまだまだギャップがあるんだなあと。逆に、5年生のつまづきポイントと言われる「割合・比・速さ」は得意なよう。
本来は塾の日だけど、まだ休校中なので、午後からはまた学童へ。


3月13日、金曜日。
午前中は勉強を見守り、午後から息子は学童、わたしは打ち合わせで品川へ。久しぶりの山手線はやはりいつもより空いていて、品川駅も人はいるものの、普段よりは少ない。打ち合わせ相手がご高齢なので、絶対にコロナを持ち込まないという気持ちで訪問。結局、仕事の話よりも、近況で話が盛り上がってしまったが、お互いコロナですっかり生活が変わってしまったタイミングだから仕方ない。


3月14日、土曜日。
今日から息子の塾が再開!約2週間ぶりの塾だったけど、5時間ぶっ続けの授業は集中できたとのこと。同じコースで休んでいる子はおらず、みんな元気だったらしい。息子は、やっぱり動画より実際の授業が面白い、との感想。わたしも、キミが塾に行ってくれたら仕事がはかどるよ…と心の中でつぶやいておいた。
ホワイトデーだったのでお花を買って、塾終わりにお寿司を食べて、わたしも少しリフレッシュ。まだまだ休校月間の折り返し地点。


3月15日、日曜日。
息子は朝から塾の組分けテストへ、午後からは実験教室へ。忙しい1日。とはいえ本来なら平日は学校があったうえで、土日もこのスケジュールなのだ。はたしてコロナが去った後、生活リズムを元に戻せるのだろうか。

範囲のあるテストではないので、特段の対策をしたわけではなかったが、それでもコツコツやってきたはずの理科で、どんどん点が取れなくなってきている。理科も家庭教師に見てもらった方がいいのかもしれないな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?