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【フランスで子育て】 公園あそびでの出来事②(つづき)

こんばんは。
マダム・シュークリームです。

さて、先日公開しました記事の続きです。前回の記事はこちら↓
【フランスで子育て】 公園あそびでの出来事①


* * * * * * * * *

帰宅後、急ぎばやに昼食を済ませると、
子ども、公園に行く気満々☆☆

なので、私は急いで片付けを済ませ、また出かける準備をしました。
出かける際アパートのエレベーターで、近所の方と遭遇しました。すると、子どもはフランス語でその方と簡単な受け答えをしている...驚
私はいつも挨拶のみで、相手の方から話しかけられない限り黙っていることが多いのですが、子どもの対応に驚かされました。

公園に着くと、クラスメイトはいませんでした。
結果、最後まで来ませんでした。
もしかすると入れ違いになったのかもしれません。
ゆるい約束でしたから、まぁそんなものでしょう。笑

私は「30分は待とう。それでも来なかったら、待つのはやめよう。遊びたかったら公園で遊べばいいし、帰りたかったら帰ろう。」と伝えました。
30分経っても相手は来なかったので、子どもに「きっと下に妹さんがいたし疲れちゃったのかもしれないね。お母さんも大変だしね。また幼稚園で一緒に遊んでおいで」と伝えました。最初は「待ちたい」と言っていましたが、そのうち"今日は来ない"と悟ったようでした。

気持ちを切り替え、砂場で一人で遊んでいました。

「ママ、目をつむって。こっちきて!」

そう言われて薄目で近づいていき、見てみると、トンネルを掘った砂山が出来上がっていました。
そこにも子どもの成長を感じました。(親バカ度が高くてすみません!)

この間まで上手く出来ずにギャンギャン泣いていなかったっけ...?

そもそもあまり砂遊び好きじゃなくなかった??

子どもはこの1年でずいぶん成長していました。毎日一緒にいるのですが、日々に追われてなかなか気付けていなかったようです。

さて、子どもが砂山遊びを楽しんでいると、突然女の子がやってきました。

めっちゃこっち見ています...

そして、子どもに手を振っています…

私のこともめっちゃ見てきます…

..............。

子ども、無反応。
私は内心"えー⁈ "って思いました。スルーすな!焦。とりあえず、女の子には笑顔を返しておきました。

すると、女の子の方が、「私、その子(子どものこと)と同じ学校に行っているの。」と教えてきてくれました。

クラスメイトだっけ?(うろ覚え) いたかなぁ、こんな感じの子…

分からないので、名前を聞いてみました。聞き取るのが難しいくらい聞いたことのない名前。クラスメイトではないなと思っていると、彼女の方から「この子は△△先生のクラスでしょ?私は××先生のクラスなの。」と教えてくれました。××先生と言われても学年すらも分からないのですが…苦笑

話はそこで一旦終わり、女の子は子どものそばでつかず離れずで砂遊びを始めました。あとは子どもたちの世界だなと思い、私はベンチに戻りました。

すると、子どもがとことこやって来て、私の耳元でコソコソと話します。

「ママ、あの子知ってる。幼稚園で見たことある。」

知っとるんかい!!!
なら反応せんかい!
どこまでtimide(ティミッド、恥ずかしがり屋)なんだ!!笑
※ 口が悪くてすみません...

子どもは笑いながら砂場に戻っていきました。しかし、その子と遊んだり話したりしている様子はありません。ただ黙々と自分の作りたいように砂場で遊んでいるようでした。たまにお互いの存在を確認しながら…

私が子どもに呼ばれ、ベンチから砂場に行くと、女の子が私の横にやってきました。しかし、特に何か話してくるわけでもありません。きっと何か話したいけど、待っているのだろうなと感じたので、

「ごめんね。子ども、恥ずかしがっているみたいなの。それから、あんまりまだフランス語話せないの。」

と伝えると、

「あの子、フランス語話してるよ。幼稚園で他のお友達と話してるもん。」

とあっさり言われてしまいました。
あぁ、そうなのか…とまた子どもの見えてない部分を知ることになりました。

子どもがそのあと自由に公園内を動き出したので、女の子とは一旦ここで離れることになりました。

子ども、公園内をキックボードで爆走…

公園は歩いている人もいれば、自転車に乗っている子ども、同じようにキックボードに乗っている子もいて、見ていてとてもハラハラします。

頼むから、安全に遊んでくれ……

そう何度も何度も声をかけながら見守っていると、また先程の女の子が私の元にやって来ました。
女の子「あの子は?」

私「あっちの方でキックボードで遊んでるよ。」

女の子「ふーん…」
そこから、なぜか女の子の話し相手になっている私。フランス語や手遊び、TVアニメの話や夏休みの話などの世間話をしていました。

そこに子ども登場。

やはり、自分のことを見ていないと分かると気になるようです。笑

すると女の子が「競争する?」と聞いてきました。子どもがポカンとしているので、日本語で伝えると「する!」と言いました。
女の子が置いていた自転車を持ってくると、2人でコースを走っていきました。ただ、女の子は学年が1つ上のようで、少し手加減をしてくれていたような気もします。

でもそこから子どもたちの距離が近くなりました。2人で色々遊んでいました。見ていてとても微笑ましかったです。
夕方の帰る時間になるまで遊んでもらい、お互いに「また遊ぼうね」と言って帰ってきました。

今日一日で、子どものフランスの幼稚園生活を垣間見ることができた気がします。

最近は、少しずつ子どもとのお出かけを再開しているのですが、近所を歩いているとよく幼稚園の子と会います。
子どものtimide(恥ずかしがり)が発動されるタイミングは不明ですが、子ども同士よく気付き手を振っています。

子どもはたまに反応があやふやな時がありますが、以前後ろから子どもの名前を呼ばれて驚いたことがあります。クラスメイトではなく、学童で一緒だったようです。子どもも分からなかったようで、とても驚いていました。
顔や名前を覚えてくれて呼んでもらえるのって、とても嬉しいことですね。日本名じゃない名前や顔を覚えることは、私は正直得意ではありません。そもそも日本でも時間がかかる方かもしれません。子どもは私と似ていないことを願って、色々な子と積極的に関わっていってほしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました😊

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