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レジで挨拶する?しない?

一昨年、日本に一時帰国した時に気付いたことがあった。それはお店に出入りする時、店員さんに挨拶をする人が少ないということ。

昔は私もそうだったと思う。今では挨拶することが当たり前になっているし、大切にしていることでもある。何年かぶりに日本に帰ったので、余計に違和感を感じてしまったのかもしれない。

店員さんは丁寧過ぎるくらいに挨拶してくださるけど、片やお客さんの方はそこまでではない。温度差がある感じがする。

もっと対等な関係であっても良いのにと思う。

例えばフランスのスーパーやコンビニで買い物した時、

レジ係の人とお客さんがほぼ同時に笑顔で「こんにちは」と挨拶する。挨拶の後、ちょっとした会話が弾んだりすることもある。とてもフレンドリーだ。

会計後に「ありがとう、良い1日を!」とか「ありがとう、さようなら」とか「ありがとう、良い午後を!」とか、「ありがとう」の後にプラスして何か一言付け加える。このプラスαがなかなか気分がいい。ロックダウンの時には「ありがとう」の後に「頑張って!」の一言が添えられた。

店員さんもお客さんもお互いにである。どちらかが先に言うと、もう一方は「ありがとう、あなたもね!」と返すわけだ。

自然に会話のキャッチボールを楽しんでいる。 こんな気持ちの良いやり取りが毎日、あらゆる場面で行われている。

フランス人は個人主義的な部分はおおいにあるが、他人との距離感は日本人に比べると、良い意味で近い。

今朝もパン屋で会話のキャッチボールを楽しんだ。




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