見出し画像

夫婦で飲食業をやるということ。

ボンジョルノ!

自粛期間ひまだった私は、店のフェイスブックで、シェフである旦那さんとの馴れ初めをエッセイ風に書いておりました。

お客様から、

「読んでるよ!」とか、

「続きは?」

とかって言っていただくことも結構あり、何やら嬉し恥ずかしです。

まぁその続きのようなものを書いてみようと思います。

(気になる方はBottega DaiのFBをご覧ください)

私は、ワインは飲むのみ!のところから、嫁いだもんだから、二年間ほど塾に通ったりしてワインを勉強してソムリエの資格を取りました。

旦那さんは、シェフではあるものの、10年のキャリアのあるソムリエでもあります。

ワインの味と料理の味、そしてお客様のお好み。

そのバランスを考えながら提供できるというのは大きな強みだなと思います。

まぁだから私がソムリエを取らなくても良いといえばよかったのかもしれませんが、いかんせん真面目なので、しっかりと資格を取得いたしました。

さてうちの店では、お料理に合わせたグラスワインをサービスする、

「ペアリング」というシステムが人気です。

お客様の飲むペース、召し上がるペースに合わせてお出しします。

ボッテガダイのワインはほぼイタリアワイン。それも、結構マニアックなものも多いため、ワインを普段飲まれる方でも、???となる銘柄であることがほとんどです。

だから、おまかせいただくと、良いかと思うのです。

これは怒られるかもしれませんが、私マダムアリサは、直前まで、お料理の内容も把握しておらなければ、ワインも決めていません。(お料理に関しては大体わかっていますが、シェフも途中で急に変えたりします。お客様のことはしっかりと把握しております^^)

その時のお客様の雰囲気を見て、おはなししてみて、こうゆうのが好きそうだな、と、直感と予想を駆使して、ライブ感たっぷりにお選びしております。

その都度その都度味見しちゃうので笑

いつも飲んでるやん!とよく言われます。というか笑われております。

自分が美味しい!と思うものをお出ししたいので、お味見は入念になっちゃいます。

(ボトルでご注文の際はそんなことしないのでご安心を)

ワインは温度やグラスの形によっても大きく味が変わるため、そこもとてもこだわって選んでいます。というか、グラス選びはとっても好きな作業のうちの一つです。

お料理もペアリングも絶対的なセオリーや決まりは無いと思っています。

時にはあれ??となってもいいじゃない!

センスの鋭いお客様もたくさんいらっしゃるので、

「このお皿は、このワインもいいけど、前のやつもバッチリだったよ!」

とか

「このワインを出すってことは次は魚卵系かな?」

とか、一緒にワイワイと遊べることもとても楽しいことです。

よく、食材やワイン選びで、二人の意見がぶつかって喧嘩することはないの?

と聞かれますが、まぁそれで喧嘩することはありません。

食材はシェフである旦那さんが一番よくわかっているし、ワインに関しても

「絶対の正解」というのはそもそもないですし、意見がぶつかるなら、

どちらもお出ししてみて、お客様にどちらが好き?と聞いたりすることもあります。

とにかく

「美味しいべき」

「楽しいべき」

この二つの「べき」を追求し、あとは楽しく、ゆるく、心地よく。

そんな時間と空間を作り上げることが、うちのレストランの一番大切にしているところなのかな、と思います。

お読みいただき、ありがとうございました^^


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?