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パイナップルとにごり酒(花垣 純米 にごり65/Dream 純米大吟醸うすにごり)

南大隅産のパイナップルを頂きました。​
完熟パイナップルだそうで、尖ったところがなく、芳醇な香りに、まろやかな甘みが広がります。
これがメイン食材。​

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パイナップルの味わいに合せて、スペアリブやセンターリブ、生ハムとマッシュルームとモッツアレラのピザ、ガーリックシュリンプ、アボカドと海老のサラダ等を用意。​

で、お酒は、家に在ったのをいろいろ合わせてみたんですが…​

結果的に、一番良かったのが『花垣 にごり酒 純米』​

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うちの近所の酒屋で、珍しく花垣が置いてあったので、飲んでみようと初めて買ったもの。​
醪の部分を混ぜずに頂くと、甘みはあるんですが、清涼感を伴う心地よい苦味がじわじわと感じられて、甘みが立ちすぎず、まろやか。​

このパイナップルの甘みは、深みはあっても優しく嫌味がない甘さなので、お酒が甘すぎると、パイナップルの風味が消えちゃうし、苦味や酸味が強すぎても、パイナップルの味わいを壊してしまうので、意外と難しいなぁと思ったんですが、花垣のまろやかで、コクはあっても押しつけがましさがなく、どこかすっきりした味わいは、本当に自然に寄り添ってくれたし、パイナップルの持ち味をより膨らませてくれた印象が。​

このお酒、開栓当日は、冷蔵庫から出してすぐというのもあって、醪(にごり酒の白いところ)の部分が開いていなくて、醪が濃くなると、若干イメージと離れていくのですが、飲みきらずにほんの少しだけ残しておいて、数日放ったらかしておいたら、いい感じに開いていたので、更に良かったかも。
このにごり酒、また呑みたいな。​

その次に相性が良かったのが、2月に開封して、少しだけ小さな瓶に詰め替えて寝かしておいた『山崎合資のDream 純米大吟醸うすにごり』。​

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この蔵の特徴である質のいい苦味が、深い甘みを支えながら、スッキリ差を感じさせてくれるお酒なのですが、花垣同様、パインの風味を壊さず、かといって、負ける事無く、こちらも自然と寄り添っていました。​

じゃぁ、にごりだったら何でもいいの?って言ったら、そうでもなさそうで…っていうのが面白かったところ。​
ちょっとでもずれると、パイナップルがそっぽむいちゃう。​

でも、この2つのお酒、南大隅町産のパイナップルともよく合いましたが、お酒としても凄く美味しかった。​

美味しいパイナップルと、それを楽しませてくれるお酒、どちらもご馳走様でした。
(2021年7月14日)

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アボカドとエビのサラダ

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センターリブを出汁でトロトロに煮たものを焼いています

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三浦産 白ナスのバター醤油ステーキ

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日本ハムのピザ、モッツアレラチーズ、マッシュルーム生ハムのせ

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盛り付けで遊んでみました

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