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雨後の月 大吟醸 八反錦と龍勢 番外編 オリジナルブレンド

11月が、呑みに行くどころか、酒屋にも行くこともなく過ぎ去ろうとしております。
だからというわけではないのですが、雨後の月 大吟醸 八反錦と龍勢 番外編 オリジナルブレンド、共に1年以上、冷蔵庫で寝かせてきたお酒を頂くことに。
肴は、牡蠣のガーリックバター焼き、蛸とトマトのアヒージョ、キノコと春菊の炒め物、アンチョビキャベツなどなど、そしてミモレットなどのチーズ。
 
雨後の月の八反錦は、出始めの今頃のフレッシュな状態だと、雨後の月の心地よい苦みと酸が感じられて、すっきりとした印象があるんですが、正月を越したころから、甘みが増してフルーティーさが感じられるお酒に。1年以上過ぎても、そんな感じが続き、すっきりとした上品な甘さが心地よい味わい。するする呑めてしまう。牡蠣との相性は言わずもがな抜群ですが、肴は選ばないんじゃないかなと思います。

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一方、龍勢は、個人的には熟成に向くと思ってたんですが、このお酒に至ってはいつもと違う感じで、冷酒だと味がばらばらとして雑味が残る感じ。ほんの少しだけ温めたぐらいが良い感じですね。 

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さて、この2本を選んだ理由の一つがチーズ。
この日、まず頂いたのがミモレット12か月熟成。
ミモレットは日本酒に合うチーズでお馴染ですが、以前、ミモレットジュンヌという熟成が若いタイプを食べていたときに感じた、マンゴーのようなフルーティーさを雨後の月が引き出す抜群の相性。

一方、少し気難しい龍勢ですが、こちらは熟成香が強め。そうなると、肴の定番、いぶりがっこチーズの出番ですね。特に日向燗~人肌燗ぐらいだと、いい塩梅でほっこり。
 
やめられない、とまらない、晩秋の夜でした。
(2015年11月30日)

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