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粕床(酒粕の話)

日本酒をたくさん買うと、サービスで酒粕が貰えることがあります。
酒粕はお酒を造る時の副産物なので、旨みがふくよかで、甘めのお酒が多い我が家は、酒粕も少し甘め。
そんな酒粕で造った、我が家の粕床の話です。
先ず、ざっと、基本の粕床の造り方を説明いたします。

◆基本の粕床

【材料】
酒粕
みそ 酒粕の10%前後 (甘めの物を推奨 詳しくは後半の文章で)
砂糖
塩  (必要であれば)
お酒 (必要であれば)

【作りかた】

①お酒をレンジに20秒ほどかけて、軽くアルコールを飛ばす

②他の材料を味を見ながら混ぜる。(私はフードプロセッサーでガガガガガ)

♥ ♥ ♥

以上が、基本的な粕床の造り方になるのですが、
入れる調味料の量は、メインとなる酒粕と、その次に多く入るお味噌で異なると思います。

例えば、甘いお酒の酒粕の場合は、お砂糖はたくさん要りません。酒粕がたっぷりお酒を含んでいるタイプは、お酒を後から足さなくても良いと思います。
後は、漬けるものによって、加えるものも。

ただ、全体的に、酒粕は少し甘めの方が、おいしく感じると思うので、お味噌は甘めの物を使うと良いような気がします。

で、最初は西京味噌を使っていたのですが、今は、ギノー味噌という、愛媛の甘めでコクがある伊予味噌を使っています。

味噌の量は、他所のレシピを見ると、酒粕の10%程度が多いみたいですが、私は、少しずつ味を見ながら加えています。

稀に、大きなスーパーだと売っている事もあるんですが、これが使い勝手が良くて、華鳩のような甘めの酒粕を利用するときは、極端な話、酒粕とギノー味噌だけで粕床を作ることもあります。
 
漬けるものによって加えるもの…というのは、粕床にプラスαするもの。

例えば、鰆をつける時は、ほんの少しおしょうゆ(だし醤油)を加えたり、材料によっては、クリームチーズを加えることも。

因みに、トップの写真は鰆の粕漬なのですが、この色は、味噌や醤油で飴色になっているわけじゃなく、川西屋酒造店の酒粕を、常温で5年保存したものだからですが。

そんなこんなは、おいおいお話しできたらいいなって思います。

画像1

上の写真は、川西屋酒造店の3年寝かせた粕床で漬けたお野菜。

画像2

豆腐の粕漬

画像3

クリームチーズの粕漬

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