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川西屋酒造店の5年物の酒粕で漬けてみた

あんまり良い絵面じゃなくてすみません。​

この真っ黒けな魚、鰆なんですが、5年間、家で寝かせた川西屋酒造店(神奈川県/隆、丹沢山の蔵)の酒粕を使って作った粕漬けなのです。

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自分の頭の中にある燗酒を探し求めていたときに、酒友さんに川西屋さんに連れて行ってもらい、お土産に酒粕を頂きました。

その量、なんと20キロ!!

当然、冷蔵庫に入らないので、家の涼しいところにとりあえず置くことに。​
で、どうなったかしら?と味みをすると、川西屋さんのお酒と一緒で、そのままつまみ食いしちゃうほど、美味しくなっておりました。​

そんなこんなで、幾らかは減ってしまったのですが、そのまま寝かすこと5年、チョコレート色の酒粕で漬けたものを焼いたのがこの鰆です。

『この粕漬けに合わせるのなら、やっぱり川西屋!!』
そう思って、鰆の粕漬を、若水を入手するまで封印していたのに、いざ、お酒を入手したら、別の肴ですぐに呑んでしまい、合わせることできず。

そんなタイミングでやってきたのが、愛知県、山崎合資のDream 純米大吟醸うすにごりでした。​

この蔵のお酒、すごく良い質の苦味と絶妙なバランスの甘みが特徴の一つですが、Dreamのうすにごりも例に漏れず。​

鰆のふくよかな旨味や、少ししっとりとした舌触りとお酒の甘み、粕漬けを焼いたときの微かなほろ苦さとお酒の苦味が、とても良く合います。​

酒粕が熟成している分、粕漬けを焼いたときに、一瞬、かすかに守口漬のような香りがするのですが、焼く前の酒粕は、色だけではなく、チョコレートに似たような風味も感じられ、それが、Dreamの持っている味わいとリンクするのかもなぁ…とも、思いました。​

ちなみに、写真に写っている隆の瓶は、若水ではなく美山錦。​
これもとても美味しいお酒でしたが、粕漬けには若水の方しっくり来るかな。やっぱり合わせてみたいから、また、買ってこよう。
                       (2021年2月5日)

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今日のおつまみ、鰆の粕漬については、こちらで紹介しています。


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