見出し画像

ネット住人の幼き息子によさげな性教育って何だろうと考えてみた~絵本紹介編~

種まきは5歳ぐらいから

息子に対してなんとなく、性に関しての情報は親が早いうちに精査しないと、と感じていた。ていうか、誤解を恐れず端的に言うと「やべーヤツにならんか、ものすごく不安」だった。

女の人の体の違いは全部ちゃんと話そうと思ってて、お風呂も、生理の時でも一緒に入浴し、「お母さん血が出る日やしシャワーだけにしとくなー」と言って目の前で体を洗っている。

「お母さんめっちゃ流血してる!!!!大丈夫?!」とびっくりする息子に「今日はアカン。お腹痛いから寝る。優しくしてね」とソファで毛布にくるまって何もせずに横たわり、そのままの生態を晒すなど。

それでも、自分の世界に閉じこもりがちで、文字から多くの情報を得る長男には、何か話して聞かせるよりも、本がいいだろうと思い、あれこれリサーチをした。以下2冊は本気のおススメ本。

「性の絵本」たきれい著

この絵本が良いのは、段階を刻んで分冊化されているということ。
サイトで内容もすべて確認できるというのが素晴らしい。そして、伝える事柄の順番が本当にいい。

1と2は対象年齢が5歳からとなっているので、息子が幼稚園の時に購入。勝手に気付いて読めるように、本棚に紛れさせた。

この本を読むと、性教育とは、生殖に関する知識を伝える以前の土台作りがいかに大切かが分かる。

「あなたの心と体はあなただけの大切なものだよ」「おともだちの心と体は、おともだちだけの大切なものだよ」という、子供たちにまず教えないといけないことが何か、大人にも強いメッセージが伝わって来る絵本。そして絵が圧倒的にかわいい。

それから、どの年代の本を購入してもこれは手に入れておいて欲しい番外編。こちらでは、身近な大人から辛いことをされている子供たちへ、SOSの出し方を伝える一冊が含まれている。

この本だけは別格で、我が子の性教育というよりは、誰か分からないけれども、誰かの助けになることを願い、様々な場所にサラッと置いておきたい一冊。

『サッコ先生と!からだこころ研究所 小学生と考える「性ってなに?」』 高橋幸子著

そしてもう1冊。
これは、息子が小2になってから出版され、一目見てポチッたサッコ先生の本。

たぶん10歳ぐらいの子を想定して書かれている本かな、と思しき内容だけど、控えめに言って素晴らしい。静かに1人で読める場所で読んでね、と子供たちに語り掛ける口調で始まる。

哺乳類の体のしくみから始まり、自分の体の守り方、好きになる性について。中途半端に教えたくはない知識を、広く、きちんと、子供に届く言葉で伝えてくれる本。

こちらの本も、本棚にしれっと紛れ込ませてある(息子現在小2)

あとは、この仕掛けに乗っかってくれるかどうかだ。
(やっと後編へ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?