言わない

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孤独や拒絶をあらわすものに
ぬくもりを感じる
僕は誰とも同じじゃない

同化をうながすものに
ひややかさを感じる
グロテスクで耐え難い
僕は誰とも同じじゃない

ひとりが好き
ひとりぼっちが好き
ひとりぼっちがいちばん、安心する

安心だけでは生きられないから
こんなに安心の「ひとりぼっち」を
我慢しなきゃいけないんだって

ひとりぼっちでいたい僕を諦める


嫌だよ
ひとりでいてはいけないなら、僕は生きなくていいよ

同じじゃなくていい
同じじゃなくても生きていていい
同じじゃないことを嘆かない
「ひとり」の誰かを憐れまない

ひとりで生きていてはいけないなら
僕は生きなくていい
誰とも同じじゃない僕を
生かさないなら、生きてやらない
生かしてもらわなくていい

ひとりぼっちでも
誰かと生きることはできるんだよ
ひとりぼっちを守っても
みんなを愛していることはできるんだよ

僕は誰とも同じじゃない
内臓を引きずり出すようなことを、どうか僕に求めないで

言いたくないから誰にも言わないけれども

孤独のぬくもりを知らないなら、
そのひややかな優しさで、
僕に触らないで



恐れ入ります。「まだない」です。 ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 サポート、ありがとうございます。本当に嬉しいです。 続けてゆくことがお返しの意味になれば、と思います。 わたしのnoteを開いてくれてありがとう。 また見てもらえるよう、がんばります。