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三日坊主日記 vol.47 『哀れなるものたち』

なんだかもの凄い映画を見た。

終わっても暫く席を立てないというか、立ちたくないというか。なんだか凄すぎて、敗北感というか、打ちのめされた感じがして、とても疲れた。

役者もカメラも美術も音楽も衣装もVFXも、140分間隅から隅まで一ミリも手を抜いていない。もちろん脚本も演出も素晴らしい。何か感想を書こうと思ったんだけど、とても書けそうにない。

今の時代というか、人間の営みというか、人間そのものだったり、なんなら神の存在までも強烈に批判しているんだろうとは思うんだけど、思考が追いつかない。批判しているというより、笑い飛ばしてるという方がぴったりくるかな。と、見せかけた人間讃歌なのかもしれないし。いろいろと試されているような気がする。それにしても、男ってやっぱりアホやな笑。

だけど映画というのはつくづく残酷だと思う。だってこの作品も、数多あるどうでもいいのも同じ鑑賞料金なんだから。と、自分にも言い聞かせてみる。

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