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三日坊主日記 vol.32 『大阪府庁とりそな銀行』

朝の天満橋で、訳あってりそな銀行の窓口を探した。

ざっと見渡しても見当たらないので検索したら、官庁街の方向へ10分程歩いたところにあった。こんなとこに銀行あるんや、と思いながらgoogle mapを頼りに行った先は、大阪府庁。

あー、そう言うことね。と入ろうとしたら警備員さんに入館申請書を書けと止められた。まー、そう言うことね。と思いながら名前やら電話番号やらの個人情報を書き入れ、入館証を貰い、ゲートを通過してやっと中へ。

歴史的建造物に不釣合いのゲートが大阪っぽい


銀行自体はいたって普通で、行員さんも親切に応対してくれたし、なんなら空いていて非常に助かった。

そういえば生まれてからずっと大阪府民なのに、府庁舎って滅多に来ない。というか全く来ない気がする。折角なんで館内をぐるっと見学しようと思ったんだけど、そこら中に結構な数の警備員さんが立っていてなんだか落ち着かない。

この府庁舎は大正15年に建った歴史ある建造物で、国の有形文化財に指定されている。現役の都道府県庁舎の中で一番古い建物らしく、凝ったデザインがとても素晴らしい。その当時だからできた豪華な作りで、いま同じものを立てようとしても無理なんだろうなと思う。

大理石づくりの吹抜けホール


この貴重な空間を映画関係者が見逃すはずはなく、ロケーションとしても使用されている。綾瀬はるかさんと堤真一さんの出演映画『プリンセス・トヨトミ』では府庁舎が印象的に登場していた覚えがある。その他にも『ブラック・レイン』とか『HERO』などでも使用されているようだ。

それにしても市庁舎では感じない緊張感というか、物々しさがあるのは何故だろう。一般の人が来る部署がこの建物にないからなのか。府の中枢が入っているからなのだろうか。それとも吉村知事に敵が多いという事か。

そういえば、僕が住む市の市役所内のATMもりそなだし、隣の市役所のATMもりそなだったと思う。大阪府や市の予算ってかなりの額だと思うんだけど、それもりそなの扱いなんだろうか。と、どうでもいいことを考えた。

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