見出し画像

三日坊主日記 vol.160 『アクシデントに特化した旅後記』

今回の旅はほんとうに楽しくて意義のあるものだった。


確かにそうだったんだけど、アクシデントも多かった。アクシデントがあったからこそ楽しい旅だったのかも知れないが、いまこうして無事でいられるからそんな呑気なことが言ってられるんだろうと思う。


備忘録としてアクシデントを書き連ねておこう。


まず、初日というか現地に着く前に第一のアクシデント。パーティーにゲストで来てくれる筈だったあるアーティストが、パスポートの有効期間不足のためにマニラで入国拒否を喰らった。仮にフィリピンを無事通過してもバリ島で同じ目に遭っていたので、いずれにしてもアウト。帰国してもらう他なかった。本人にも、我々にとってもショックだけど仕方がない。


次がロストバゲージ。デンパサール空港に着いた時点で、僕のスーツケースはまだ香港にあった。在処が分かっていたからまだ良かったけれど、これまたいきなりのアクシデントだ。荷物がホテルに届けられたのは結局その日の26時。航空会社のスタッフとWhatsAppで繋いであったが、夕方以降は全く返答なし。着替えもできす待ちぼうけ、マジで疲れた。


空港でロストバゲージの処理を済ませて外に出ると、迎えに来てくれている筈の車が来ていない。手配してくれた長男と連絡をとって、彼のネットワークを頼ってバリ島のガイドというか、白タクというか(本当のタクシーなのかな?)、のグループのボスと繋いで貰い、新たな車を手配してことなきを得る。


ホテルにチェックインする前に長男のホテルで彼らと待ち合わせ、の筈がいない。朝食を食べながら待ったが連絡が取れないので、前出のボスに連絡をとり、車を手配して貰ってそのまま観光することに。その時長男夫婦は約束を忘れてサーフィンしていたそうだ。非常に彼らしい。


30分ほどで来てくれたドライバーはとても愛嬌のある好青年だったが、残念なことに日本語も英語も話せない。Google翻訳を駆使するも、やはりコミュニケーションが取れず難儀した。しかもバリ島中心部は想像を絶する交通渋滞。コミュニケーション不足と渋滞が相まって、あっちへ行ったりこっちへ行ったりとても無駄が多く、時間がもったいなかった。


その後も次男の奥さん(今回の主役)がパーティ終わりで熱を出したり(知恵熱かな、これはよくある)、僕自身も強行スケジュールと飲み過ぎで胃がやられたり(これは自分が悪い)。


香港へ移動して真っ先に購入したオクトパスカード(交通機関やコンビニ、飲食店などで使えるプリペイドカード)をいきなり紛失。あっという間に4,000円相当がパーに(これも自分が悪い)。


その後は特にアクシデントはなかったんだけど、最後に空港で上着を無くしてしまった。それ自体は無くなっても仕方ないんだけど、上着がないと機内が寒くて困る。散々捜し歩いて、諦めた頃に見つかった。


そして関空着。妻のスーツケースのキャスターが破壊されて出てきた。最後の最後までアクシデントに見舞われてしまったのだ。しかし今回はなぜか旅行傷害保険をきっちりと掛けていたので、無償で修理をしてもらえるのだ。良かった。


とまあこうして、幾つものアクシデントに見舞われながらも無事に帰ってこれた。果たしてこれはツイているのかいないのか。
やはりツイてるんだろうね、うん。
お疲れさまでした。みなさん、ありがとう!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?