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三日坊主日記 vol.21 『なんにもしない日』

今日は一日中本を読んで過ごしている。

脳みそが溶け出しているんじゃないかと思うぐらいに、かんでもかんでも鼻水がでる。昨日は辛抱たまらず医者へ行って薬を出して貰ったのだけど、なかなか改善しないので今日は一歩も家を出ないことに決めた。

みなさん同じようなものかも知れないけど、滅多に一冊の本を集中して読み終えるということがない。難し過ぎて根気が続かないとか、分厚過ぎて重いから長時間読む気にならないとか、翻訳が良くないとか、ゆっくりと線を引きながら読みたいからまた今度とか、面白過ぎて一気に読むのが勿体無いとか、勝手な言い訳をして途中で放ってある。そんな読みかけの本の中から、今日読んだ(そしてこの日記を書いたら読む)ものを書いてみる。

「伊丹十三の台所」昨年発行された、伊丹十三さんのエッセイやら写真やら周辺の方々のコメントやらを再編集した本。書店でたまたま見つけた。と、同時に未読のエッセイ「女たちよ!」。伊丹十三さんは言わずと知れた俳優で映画監督。愛媛の一六タルトというお菓子のCMに出演(演出も?)してましたよね。僕も数年後に一六本舗のCMお手伝いしたんで、なんとなく勝手にシンパシーを感じてます。文章に独特の蘊蓄とリズムがあって面白い。昭和8年生まれなのか。うちの父と同い年なんですね。

「ストーリーメーカー」という物語の文法を説いた本。amazonでポチったので思ってた内容と少し違いなかなか前に進まない。質問に記述形式で答えていくと、映画やアニメーション、小説などのプロットができるらしい。が、今ならChatGPTの方が早いんだろうなと思いつつ、一応最後まで読まなきゃね、と。

「いま、映画をつくるということ」”マスターズ・オブ・シネマ”という早稲田大学の講義を記録したもので、21人の映画監督や脚本家など、映画制作を仕事にする人たちが自分たちの映画を語った記録。読み物としても面白いんだけれども、映画を見てからの方がもっと面白いと思うんで、映画を見る時間がないとなかなか前に進めない。

「テンペスト」シェークスピアの戯曲。昨年、友人が同舞台を演出したのを見て柄にもなく購入。日に日に舞台のディティールを忘れていく中で、早く読まないととちょっと焦っている。

「白い夏の墓標」POPに強烈に惹かれて買った文庫。なぜか全く読む気にならずに積読。触りだけでも読んでみよう。

「HIGHSNOBIETY」というカタログのような写真集のような雑誌。長男が編集に参加しているらしく、妻が購入していたもの。身内の制作物は何だか照れ臭い。

まだまだ読みかけの本はあるんだけど、読む気になっているのはこんなもんだろうか。一気に読むといえば、先日「笑いのカイブツ」という上映中の映画の原作を読んだ。映画は未見だけど、原作は面白くて一気読みした。


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