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ROMA ローマ(2019.3.9.公開)

今回は
ROMA ローマ』です。

ついに『ROMA ローマ』が日本でも劇場公開となります。
全国48館のイオンシネマで劇場公開となりますが、
配給会社を介さず劇場公開となることも話題ですね。
はたしてNetflixとイオンシネマの試みが、
日本の映画興業にどのような影響を与えることになるのか。
この点も気になります。

さて本作、
自分は去年の東京国際映画祭で観ることができました。

アルフォンソ・キュアロン監督の
自伝的要素の強いドラマ。

1970年代を舞台にしたキュアロンの記憶なのでしょう。
まさに映画の作品内世界を体験、体感。
テレビに映ってる番組、
映画館で上映されている映画までもが
キュアロンの記憶を追体験するような感じがしました。

映画館のシーンは構図的に、
自分が映画を観ている劇場の客席から
スクリーンを挟んで劇中の映画館の客席がある感じに見え
とても素晴らしかったです。

立体の見せ方、
多層的な画面の見せ方。
多層的な音。
そして横移動するカメラの美しさ。

自分は映画で凄い場面、
本当に好きなシーンを見るとゾクゾクっとくるのですが、
今作ではある家具店のシーンでそれがきました。
そこからラストまでが特に素晴らしかったです。

ネット上でも本作を劇場で観たい、
という声はよく聞きました。
それに劇場側がこたえた今回の上映になると思います。
今度は観客側の番です。
是非、劇場へ本作を観に行きましょう。

『ROMA ローマ』上映劇場

text by ronpe

#映画 #映画レビュー #ローマ #ROMA

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