最新!ウェアラブルデバイス調査 ~未保有者の9割が「購入したい」、今後も市場拡大が予測される結果に~
コロナ禍での健康やフィットネスへの意識の高まりによって、市場の拡大が続く「ウェアラブルデバイス」。発売されるウェアラブルデバイスの種類も多様化し、注目を集めています。
今回はこのウェアラブルデバイスについて利用実態を調査しました!調査の中から特徴的なトピックスをご紹介します。
1.ウェアラブルデバイスとは?
ウェアラブルデバイスとは、腕や頭部等の身体に装着して利用する情報通信技術端末の総称です。
代表的なウェアラブルデバイスの例として、スマートウォッチやスマートグラスなどがあり、運動の記録や、心拍・脈拍の記録、着信やメッセージの通知、電子マネー決済、撮影などを行うことができます。さまざまな形式があり、手首に装着するリストバンド型や腕時計型、衣服につけられるクリップ型などがあります。
2.ウェアラブルデバイス保有率は11.3%、きっかけは「健康管理」が最多
国内におけるウェアラブルデバイス保有率は2022年3月時点で11.3%でした。さらに、ウェアラブルデバイス保有者234人に限定して使ったきっかけを尋ねると「健康管理のために記録を取りたかった」が40.6%でトップ。2位の「記録や計測を自動にしたかった」29.1%よりも10ポイント以上高い結果でした。デバイス保有者は健康管理の自動化を求めており、健康意識の高さが表れています。
3.人気は「腕時計型」が圧倒的!機能は「歩数・心拍数の計測」と「メッセージ通知確認」
保有しているウェアラブルデバイスの形式を聞くと、「腕時計型」が75.6%と圧倒的に多く、「リストバンド・ブレスレット型」25.6%、「スピーカー型」11.1%と続きました。種類も豊富に発売されている腕時計型がもっとも一般的なウェアラブルデバイスであると言えそうです。
ウェアラブルデバイスはどのような機能が人気なのでしょうか。スコアの高い順に、「歩数の計測」71.4%、「心拍数(脈拍)の計測」61.5%、「着信・メール、SNSメッセージの通知確認」が46.2%でした。健康管理機能とその他の機能に分類してみると、保有者の多くが健康管理機能をメインとして使っている様子がうかがえます。
4.不満もあるが、8割が「ウェアラブルデバイスを周囲へすすめたい」
不満点は「充電の減りが早い/すぐに充電が必要」が27.4%で最多。ほか、「画面が小さく見づらい」「専用充電器のため充電しづらい」など、ウェアラブルデバイスならではの不満を感じる方も多いようです。一方で、 22.6% は「不満はない」と回答し、家族や友人にウェアラブルデバイスをすすめたいかの問いに対しては、「とてもすすめたい」「ややすすめたい」の合計が8割に上ります。一部不満を感じつつも、総合的な評価は高いようです。
5.9割が「購入予定」「購入してみたい」! 使いたい機能は歩数に加え消費カロリー計測も
ウェアラブルデバイスを持っていないが興味があると回答した方に購入予定を聞くと「購入予定」が9.1%、「予定はないが、購入してみたい」が78.5%と、9割近くが購入意欲を持っています。今後もウェアラブルデバイスの需要拡大が予測できます。使ってみたい機能では、保有者にも人気だった「歩数の計測」が67.2%でトップ、また、保有者と異なる傾向としては「消費カロリーの計測」59.7%、「電子マネーの決済」44.5%が上位にあがりました。
6.データグラフ集のダウンロードはこちら
当調査結果にご興味を持たれた方は、全設問を含むデータグラフ集を以下からダウンロードが可能です。無料ですのでぜひご活用ください 。
「ウェアラブルデバイスに関する調査」(2022年4月実施)
ダウンロードはこちら