【美術展】大地に耳をすます気配と手ざわり
先日、東京都美術館の「大地に耳をすます気配と手ざわり」展に行ってきました。
自然をテーマにした現代作家5人展で、出品は榎本裕一さん、川村喜一さん、倉科光子さん、ふるさかはるかさん、ミロコマチコさん。
川村喜一さんの写真が見たくて、最終日にようやく行けました。川村さんはかわいいのに、突き放していて、でもやっぱり目線が優しい。写真だけではなく、イラストレーションやクラフトもありました。満足―。
さらに、倉科光子さんがとてもよかったです。「tsunami plants」と名付けて、東日本大震災後、生えてきた植物を描いています。津波でなにもなくなったところに、どこからか種がやってきて生えるのでしょうか。
繊細なタッチに、優しい色合いなのに、植物の逞しさを感じます。
植物が動物に比べて弱いなんて、誰が決めたのでしょう。人間の勝手な思い込みでしかないと気づかされました。
*作品はポストカードです。
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